Beyond Borders
(2008-03-18)
邦題が不満。
Beyond Borders のままで良かったのでは?
強い信念を持って戦う女性は見ていて心地よい。
思いがけずやってくる死と隣り合わせの現実
(2007-01-15)
まるで社会情勢に関心も無いアマちゃんが、A・ジョリーが主役と言うことで、
女の子受けが良いように考えた邦題…。
しかし、ストーリーを見ていくうちに、あながち悪くもないなと思えてきます。
個人的にはA・ジョリーはアクが強すぎてサラ役に合ってないような気もしましたが、
本人は実際にUNHCRで真面目に取り組んでいるので、その意気込みは十分に伝わってきます。
序盤、サラとニックの出会いは、ちょっとやり過ぎな感じがしました。
残酷であり滑稽でもある武装勢力と対峙しながらも、
時には厳しくまた手段を選ばず救助活動を続ける活動家達の勇気が「すべては愛のため」なのか。
この映画では、エチオピアの砂漠からチェチェンの雪の世界まで残酷な紛争までも包み込んでしまう美しい映像も見もの。
ただ、舞台が大きく変わるので、その分、それぞれの紛争の残酷さや背景が薄められて描ききれてないところが残念である。
3.5に近い☆4つ。
この映画は単にサラとニックのラブロマンスを見るだけではいけない。
世界中の紛争地帯に生きる人達には、誰にでも思いがけずやってくる死と隣り合わせの現実があるということを、
全編通して言いたいのではないだろうか。
完成度は低いが、作者達のチャレンジ精神に☆
(2006-12-10)
アクション中心の娯楽作品だと思って見始めたのですが、物語が進むにつれて段々深刻さが増してゆき、見終わった時には、「監督は、どういうつもりでこんな作品を作ったのか?アンジェリーナはどういうつもりでこんな作品に出たのか?」と、ネットで調べてしまいました。
そうして、少なくともアンジェリーナは、大まじめだったことがわかり驚きました。物語は3部に別れているのですが、それぞれちょっと演出が違う感じです。「エチオピア」は、難民キャンプの悲惨さを描いているとはいえ、ユーモラスな場面もあり、娯楽作品の範疇。「007 シリーズの監督と俳優」「トゥームレイダー」の乗り。監督も出演者にもフィットしている感じです。ところが、「カンボジア」の章は、もはや「007ノリ」の演出が通用しない内容となり、「チェチェン」に至っては、「ゴーリキーパーク」のような、冷戦時代のソ連モノのような暗い演出となっていきます。これは、意図した演出なのか、監督や俳優が、最初は普段のアクション対策的演出から離れられなかったのが、段々内容になじんでいった、ということなのか、と考えてしまいました。
好意的に見ると、個人的には、テーマ的に暗澹たる内容にしかならないのだが、007の監督や、アンジェリーナでイキナリそんな作品を出しては、観客はついて凝れないだろう、だから、この「3段階演出」をとったように思えます。テーマに比べ、主人公2人の恋愛や、家庭問題など、「難民援助に携わる人の苦悩を描こうとしたのか」とも思えますが、もしそうだとしたら、失敗している感じがします。ある意味、映画としては完成度が低いとも思え、普段娯楽大作を撮って来た彼らの力量の限界を感じもしますが、監督や出演者達のチャレンジ精神に、感動しました。
世界の現状と格差問題、そして戦争、人民、飢餓、貧困
(2006-08-11)
タイトルからして、苦難の恋愛映画、かと思っていましたが、
まったく違っていました。すべては愛のため、の「愛」って、
男女の愛も含みますけど、人類への愛、難民救済の愛、
キリスト的愛、マザーテレサ的博愛の愛だったとは。
安易な予想を見事に裏切った、
現実の世界とテーマの重さ、内容の濃さ、映像の真実。
いろんな意味で衝撃の映画でした。
アフリカ、チェチェン、カンボジアなど、戦争、貧困、飢餓、天災
のたえない地域の実態と、それを傍観者と観ている慈善事業家。
さらに、それを描いた映画を、安心で安全な場所で、くつろいで
鑑賞している日本人である自分。そして、予想もつかなかった
衝撃の結末。
感情的にすぎると言われてもかまいません。主人公とアンジー
、それと実際の彼女の奉仕活動を重ねてイメージするとき、ラスト
へ行けばいくほど、この映画は相当に「痛い」映画であることは
間違いありません。
悲惨すぎる結末によって、この映画は、観客の頭と心に衝撃の
石鎚を打ち込みました。真に「見る価値のある映画」は少ない
ですが、この映画は、その中の1本ではないかと思います。
国際救済難民
(2005-09-14)
この作品を見ていると救援活動を必要としている国が本当に多くあることが、少しは分かってきます。