山田洋次版「東京物語」
(2006-08-14)
山田洋次版「東京物語」といった感じがした。
年老いた親と東京であくせく暮らし、田舎から出てきた親への対応に困る子供。熱海まで登場するところ、小津版と似せている。
違いは、ふるさとが北国だということ、時代が新しくなっているところだろうか。FAX全盛の時代だったのだろう。
山田洋次監督の、最高傑作!
(2005-05-26)
笑いあり涙あり、最後には胸の奥がジーンと暖かくなるような映画です。
脚本、演出、演技、それら全てが高い次元で保たれながら、かつ、話の流れに一切のインチキや無理臭さを感じさせない構成は、脱帽するほかありません。
バブルの終末にこの映画は生まれました。哲夫君は正社員になったかな、親父さんは孫の面倒見でてんやわんやしてるかな、お兄さんは大きい会社をリストラされていないかな、など、バブル崩壊を経験した今だからこそ、色々な思いが浮かんでは消える珠玉の名作です。
続編として「親父」を製作して欲しいと、心から願って止みません。
まってました。
(2005-04-19)
訛りや兄にコンプレックスがあり それによって人付き合いが苦手で自分の殻に閉じこみがちで前に進めない主人公が、ひとくせもふたくせもある人間や愛する女性に出会う事によって、殻を破り前に進む。見ていて感動させられる映画である。また話の流れを父親を軸に現代社会における家族のあり方を見せていると思われる。本当にもっと評価されても良い映画だと思う。ちなみに私が一番好きなシーンは、愛する女性が聾唖者だと知った主人公が”いいじゃねぇが”と言いながら暗い倉庫から、光あふれる太陽の下に出てくるところが、主人公に心情、決心を非常によく表していると思う。
とにかくいい映画です。まだ見てない方は、ぜひご覧になってください。