いい映画です
(2005-09-05)
兄を事故で亡くしたことで自分を責め、苦悩する弟。兄だけを溺愛していた母親は、弟を受け入れようとしない。弟をよく理解する父親と有能なカウンセラー、思いやりのある友達によって、弟は苦悩から徐々に開放されていく。母親に反発した時期は終わり、自分から母親の胸に顔を埋める事が出来るようになるが、母親は頑なな態度を取り続ける。そんな妻の態度を見て、夫は自分への愛情に疑問を抱く。夫を愛していると言いながら、妻は自分自身を愛していたに過ぎないと分析する。決して特別でない、どこの家でもありがちな家族の苦悩が、実に自然に克明に表現されていて、親子、夫婦、兄弟それぞれの愛について考えさせられる見ごたえのある作品
じっくりみて下さい。
(2005-08-25)
お気楽に観れる作品では無いので、じつくり観て下さい。主演のティモシーハッンの旬の作品でこの作品で名前を知った方も多いと思います。その後タップス、ロングウェイホームと純粋な若者を演じていて共感できますので、そちらと見比べるのもお薦め。
家族の絆
(2005-07-01)
タイトルは、『普通の人々』ですが、ここに描かれている家族は普通ではありません。家族それぞれが深い悩みを持っているのです。家族について改めて考えさせられる内容です。
現在問題の抱えた家庭は多いと思いますが、この作品を見て各々が家族について考えてみることをお勧めします。こういう良作が人をよりよくするのだと思います。
ちなみに、この作品の中の母親には、私は共感できません。
共に生きることの困難さ
(2005-06-26)
共に生きることは何と難しいのだろう、と見終わって思った。本作は初めから終わりまで考え抜かれた対話の繰り返しである。主人公が交わす親・友人・異性との会話は、ことごとく成立しない。その場面の微妙な仕草から根源的な意思の非疎通性がリアルに伝わってくる。人間は動物に心の内を理解してもらうことは出来ないが、主人公の場合、目の前の人間があたかも動物に変わってしまったかのような断絶感を感じている。しかしそれでも理解してもらいたいというひっ迫した感情をよくぞここまで表現しえた!終わりのほうで兄の死に対する適応の仕方が主人公・父と母では異なったことが明らかにされる。精神病は、この不幸への対応によって主人公のみに現れたものに過ぎず、真の問題ではない。家族に愛を求める主人公と父は、愛を捨てて不幸を乗り切った母と共に生きることは出来なかった。この結論には賛否あろうが、共に生きるためには、その困難さの自覚こそ重要なのだ、と思った(ゆえに本作の結論には納得できない)。今こそ見られるべき作品である。
自分探し
(2005-05-02)
主人公は男の子。高校生くらいなのか。
お兄さんが事故で死んでしまって、それいらい抑鬱状態が続いているって言うことで、そこからの話し。
家族に問題有りってところ。 いわゆるAC?
お兄ちゃんは優等生で、お母さんは溺愛してた。
主人公の弟は、完璧主義のお母さんには、愛されていないと感じて、全ての責任は自分にあると自分を責めていた。
けど、そのせいで自分の精神状態が悪くなっているとも認めたくないし、親が悪いとも認めたくない、親は悪くない、自分が悪いからなんだ、と。
自分が悪者になれば全てが丸く収まると思ってる。
本質を見ないといけない。
でも、それが出来ない…。
心を病んだ人には本当に良くあること…。
たまたまそのキッカケがあって、彼は見詰めることが出来るようにもなったし、母親を許すことも出来たけれど…。でも、必ずしもハッピーエンドと言えないかもしれない(見る人によっては)
でも、私としてはいい話しだったと思う。
とても、主人公の気持ちもわかったし、親のこともわかる。
自分や自分の親とかぶるというか…(うちの父と母がそれぞれ映画の母親と父親と一緒なわけではないけれど)。
見終わった後に、「良かった…」と思える。
物事の解決方法は1つでは無い。
誰が正しくて誰が間違っているということは無いと言うこと。
私はそんなことをこの映画から感じ取ったけれど、何かしら残る。
押しつけでは無く、見る人が考えることで得られるものがある映画だと思う。
「17歳のカルテ」みたいに痛々しさが伝わって来て、同化してしまうような、「気持ちがわかる」では無かったので、重い映画では無かった。
是非見て欲しい!とは言わないけれど、見て損は無いかな、といったところ。