チョット辛い2時間半
(2005-08-19)
1977年猛暑のNYで起きた800万の物語の一つ「女に溺れるバカな男の日常」を中心に話は進む。まさにその頃、 “サムの息子”と名乗る快楽殺人鬼がNY市民を脅かしていた。その影響で夜の客足が減少して困ったワルたちは自分達で犯人探しを始める。彼らは、マスコミの過剰報道に煽られるように、自分たちの「顔見知り」という狭い範囲で、主人公の親友リッチー(エイドリアン・ブロディ)が“サムの息子”ではないかという疑いを充分な根拠もないまま膨らませていく。
主人公のバカな日常を長々と見せられたのはつらかった。この作品の見所は主人公ではなく、彼の周囲に起きた事。思い込みの恐ろしさと、何といってもエイドリアン・ブロディの演技が見所だった。サスペンスと言うには無理がある中途半端な内容。中身の薄さから言っても2時間30分というのは長すぎて、最後まで見届けるには少々辛い出来だった。