楽しいブラックコメディー
(2007-03-25)
現在の老人問題を予見していたような作品です。話は大友氏の陽の部分が発現されたというような、スラップスティック。
また老人介護の排泄問題もストレートに描かれていて興味深いです。
大友アニメの最高傑作
(2006-10-10)
アキラは派手で、海外の受けもよく、衝撃的な作品でした。
しかし、これはそうではありません。
全国ロードーショー等しませんでした。
ミニシアターです。
テアトル池袋でした。
漫画家大友克洋最後のアニメ作品と言った方が正確かもしれません。
今やアニメーション又は映画監督になってしまった、大友克洋ですが。。。
アニメーション作家の大友作品ではなく、マンガ作品であるという視点がいいでしょうね?
作品の内容は、漫画家大友克洋でおなじみのナンセンスどたばたです。
是非ご堪能ください。
は〜る〜こ〜さぁ〜ん
(2006-09-07)
アニメが嫌いな自分ですが、このアニメ映画はあらすじが面白そうだったので手にとって見ました。
介護用ロボットが色んな機械を吸収して動く・・・そのあらすじどおりで、とても楽しめた映画です。
正直、自分は大友克洋という人の存在をこの映画を見るまで知りませんでした。
あの有名な漫画「AKIRA」の原作者さんなんですね。(見た事無いですが)
AKIRAをよく知らない自分でも、この映画を作った人は面白いなぁと感じましたし、
なにより背景が面白いですね。高齢化社会と機械化社会、二つの現代社会問題を取り入れた珍しい映画だと思います。
そこにメカニック、動く戦闘用ロボットをミックスさせるなんて思いつかない発想だと思います。
ガンダムのようなロボットアニメが嫌いな人でも見れますし、逆にあまりにもロボットを期待して見ると外す映画です。
それにしても介護されてるおじいちゃんがなんとも可愛らしい・・・。
魅惑の江口キャラと初期大友SFの合体
(2006-09-01)
ハリウッドで実写の映画になっても違和感の無い稀に見る日本アニメ・・・といえましょうか。でも江口さんの手になる美少女がこんなに動くアニメであることこそが私にとっては奇跡的であり、この作品を唯一無二な物にしています。まずSFアクションというと未来社会・高層ビル・宇宙などの舞台が浮かびますが、この作品の舞台は四畳半?のアパートだったり街のアーケード商店街。そうした日常の中に第6世代コンピューターが搭載された内実軍事用ロボットが大暴れするプロットの妙にまず喝采してしまいます。心象的に大友さんはここでは「AKIRA」ではなく「童夢」を描きたかったのでしょう。「また仕事熱心な厚生省のおじさん・現代っ子ながら変に擦れてないヒロイン・亡き妻への思慕を持ち続けるおじいちゃん、に対しギチギチの組織人間のお役人・結託するメーカーの技術者の対比の妙にも喝采。事件の発端の病院のパソコンから出る「ハルコさん」を呼ぶシーンから、街で大暴れ、鎌倉に向かって猛進する後半、江ノ島海岸の最後の対決(^^;)まで息をつかせないそれこそ「ジェットコースター・ムービー」。その間には江口流?のギャグもはさみ、ただ緊迫させるだけの演出に終わってません。巷に溢れる「キャラ優先」のアニメ群に言いたい、「面白いとはこうゆうことだ」と。
いかにも大友さんらしい作品
(2006-08-17)
老人介護問題+メカという前代未聞のテーマをくっつけた無茶苦茶なアニメではあるが、内容はとっても面白いし、考えさせられるものもある。
介護ロボがまるで生命を持ってるかのように動き回り、色んなものを取り込み、そして破壊、破壊、破壊。
もう破壊描写は大友作品の十八番ですね。
そして現代の介護へのメッセージ。機械で老人介護をするのは確かに便利かもしれないが、真心のない介護は本当に介護と言えるのか?それで老人は満足できるのか?と製作者のメッセージが伝わってくる作品でもあった。
個人的にスタッフロールに流れるエンディング曲がこの作品の世界観とマッチしていて好き。