ひとりの夜に
(2007-06-29)
憂いを帯びた情けない演技をニコラス・ケイジさせたら右に出る俳優はいない!見事にアル中の男の悲しみを表現している。娼婦とアル中の心のつながり・・・ラストのStingのMy One and Only Loveの旋律とシーンは至高のコラボレーション。
グラミー賞にふさわしい演技
(2007-03-20)
この映画におけるニコラス・ケイジの演技は
実に秀逸。昔から、男はアル中、女は娼婦を
演じると名演技になる、と言いますが(この
映画、そのまんまですね)、それを割り引い
ても愁いを帯びた演技は素晴らしい。
この映画を見ると、夜中に街を徘徊してバー
めぐりをしたくなります。
これが必要な夜もある
(2006-07-13)
希望よりも絶望の中にいたい、
光よりも闇の中にいたい、そんな夜に観たくなります。
そんなダメな自分をこの映画は、優しく癒してくれます。
それとは別に音楽、映像共に美しく、大人の方も
満足されるのではないかと思います。
官能的で格好いいシーンが多く、それぞれの方お気に入りの
シーンが見つかりそう。
サントラ版では、二人の出会いのシーンの会話が収録されていて、
聴くたびに、この映画の世界に誘ってくれます。
名曲に彩られた虚飾の街
(2005-07-30)
スティングの歌う「ANGEL EYES」,「MY ONE AND ONLY LOVE」,「IT'S A LONESOME OLD TOWN」のスタンダードナンバーが,ゆったりと優しく二人を包む。眩いネオンをアルコールに溶け込ませ,ともすると大仰になりがちな題材を,上質かつ気品ある演出で名作に仕上げたフィッギス監督見事。
「RIDICULOUS」という歌も歌ったベンことニコラス・ケイジ。繊細さと情熱を全身で表現した,サラことエリザベス・シュー。二人がネオンと共にグラスの中に溶け込んだかのように,全てが一体となった芸術的作品。
真夜中グラス片手に,エンドロールまでゆったりと浸りたい。
退廃的な美
(2005-02-21)
酒のせいで会社をクビになり、妻子にも逃げられたベン(ニコラス・ケイジ)は、酒に浸って死ぬことを決意し、全財産を持ってラスベガスに行く。そのラスベガスで出会ったのが、娼婦のサラ(エリザベス・シュー)。彼女はベンのやさしさに惹かれ、やがて2人は愛し合うようになるが、やはりここでも酒が仇となり、幸せはそう長くはなかった。アル中の男と娼婦の絶望的愛の物語を、実話を元に構成した本作は、毒々しいラスベガスの夜景描写と秀逸な音楽が相まって、独特な退廃的美しさを演出している。主演の2人がそれぞれ悲劇的人生を見事に演じており、見終わった後の虚脱感は他では味わえない傑作。様々な経験を経て、人生の酸いも甘いも味わってきた紳士にはとくにお勧め。