明日の保障はなくても
(2005-02-11)
親子ほどの年齢差があるスウィスト伯爵から「確実な明日の保障のある愛」を示されながら、即答を避けた未亡人メアリー。軽率にも貧しいバイオリン弾きと一夜を共にした時から、メアリーの人生が変わる。アメリカ人ローリー(ショーン)の捨て身の助力で難関を乗り越えていくうちに、彼女は軽蔑さえしていた彼に引かれていく。
ショーンの幾分キザとも言える台詞には、その場面毎に的を射ており、彼ならではの説得力がある。ショーンが目で語る無言の台詞も見事だった。やがてローリーからもいかにも彼らしい「愛の形」が示される。
2人からの両極端の「愛の形」を考え抜くメアリー。微妙に変わっていく女心の機微が見事に描かれている。これがこの作品の命とも言うべき一番の見所。サスペンスとしての緊張感もあるが、女性心理の機微をたくみに描いたラブストーリーとしての趣も大きい。堪能できました。
メアリーの境遇を理解できる年齢に近い人ほど、より作品を理解できると思う。
真夜中の銃声
(2004-12-30)
かなり楽しみにして見た映画でしたが、正直言ってとてもがっかりでした。主人公の相手役の男性にショーン・ペンを持ってくる必要性はないのでは?と思うほど。話の内容も軽すぎる上に、時代背景をナチの統制時代に持ってくれば、深みが出ると勘違いしてるような気がしてなりません。女主人公もそれほど魅力的ではありませんでしたし、かなり浅はかで厚かましい書かれ方をしてました。それでもショーンがかっこよかったので、星を二つつけてしまいました。本当に残念でした。