シュワちゃんの映画とは別物です。
(2008-02-01)
ロサンゼルスを舞台にして平凡なタクシー運転手が巻き込まれた一夜の悪夢。
「シュワちゃん」主演の映画とタイトルが似ているが、全くの別物。
殺し屋ヴィンセントを客として乗せてしまった冴えないタクシー運転手。
知らないうちに、「助手」として仕事の手伝いをさせられるハメになる。
夢はあると言いながらもいつまでも実行には移せないマックスを、殺し屋のヴィンセントは「行動できない奴はダメ」と切り捨てる。
「仕方ない。他に選択の余地は無かったのだと思え」と言われながら殺人に加担させられていく「か弱き立場」のタクシー運転手・マックスこそが観客の目線だ。
その行動しない男・マックスが半ばヤケ気味にヴインセントに対する反逆行為、すなわち「行動を自らの意思で起こすようになる」過程を描いている。
序盤から中盤まで登場していた警察がバーでの乱闘で軒並みやられると、以後は登場しなくなるので登場させ続けた必然性が希薄。マックスが助けを求めたチンピラたちも変な欲をかかなけりゃ命を落とさずに済んだだろうに。
無事に五人殺し終えていたら、果たしてヴィンセントはマックスを消していただろうか?
冷酷非情な殺し屋・・なら消していたと考えるのが通常だが、どうにもそう言い切れない。
序盤にヴインセントがロスの地下鉄で死んだ男が6時間も発見されなかった、と話していたことが奴自身の最後を暗示していたとは思わなかった。死因はマックスに撃たれた際の傷からの出血多量と推測される。
ただ・・ラストは2人を追い詰められながらも「弾切れ」での幕切れはあっけなさ過ぎ。
LAの夜景を背景にクールでセンスの良い映像音楽と巧みな心理描写を楽しめる
(2007-10-28)
仕事にプライドを持ち、リムジンサービスで独立を夢見るタクシードライバー、マックス(ジェイミー・フォックス)
彼は冷たく孤独な大都会LA(ロス・アンジェルス)の夜を舞台に、
LA同様クールな孤高の殺し屋ヴィンセント(トム・クルーズ)の殺しに巻き込まれていく。
センスのよい音楽と超高層ビルの建ち並ぶ美しい夜景を背景に、
冷たく孤独な都会の夜に殺しは進んでいく。
地下鉄で人が死んでいても誰も気付かない。
そんな孤独な街LA
異常なまでに非情で冷徹な殺し屋ヴィンセントの殺しに巻き込まれ
運転手として加担させられているマックスの葛藤と苦悩、
そしてヴィンセントとの人生の哲学や方向性の会話など、
非日常状態で奥底の心理描写が映像、音楽で巧みに描かれていく。
そして殺しは思いがけない方向へ。
ヴィンセントは多少殺し屋として跡の付きやすい無理な殺し方や矛盾点もあるが、
LAの美しい夜景を背景に、クールでセンスの良い映像音楽と巧みな心理描写を存分に楽しめる。
そんな作品である。
悪役もイケてるじゃん!
(2007-03-06)
あの天下のトム・クルーズが白髪混じりの角刈りヘア(私にはそう見えた)で冷酷非情な殺し屋を演じる。これがなかなかイケてた。目にも止まらぬ早撃ちのシーンはやはりかっこよかった。彼の口から出る台詞(殺人を正当化するもの)は、詭弁すれすれで残酷なものなのに、恐ろしく的を得ていて、妙に感心してしまった。
何よりストーリーがいい。殺し屋とタクシードライバーの一夜の物語。眠らないロスの夜景の美しさ。
価値観も性格も似ても似つかない二人の男が、緊迫した時間と空間を共有するうちに、知らず知らずのうちに互いに影響されて変わっていく。
夢ばかり語って行動しなかった弱気な人情家のマックスは、危険も顧みずに女検事を救うために奔走することで、勇気と行動力を見せる男に変貌してゆく。
そしてヴィンセントは…彼はマックスの影響でどう変わったのだろう?マックスから「あんたは何て冷酷なんだ。いったいどんな育ち方をしたんだ」と言われて、一瞬沈黙した時のヴィンセントの目の表情が印象的だった。トムの押さえ気味の演技は本当にうまかった。
ラストは切なく哀しい。どこまでもクールでスタイリッシュ、非情さと哀愁が見事に融けあった作品だ。
クールな映画
(2006-08-21)
マイケル・マン監督作品は往々にして長いが、見せる内容であることも確か。今回のトム・クルーズは徹底してクール。ラブシーンや美女が絡んでくることもない。冷酷に人を殺していくが、彼の発するセリフも恐ろしいが、的を射てるところがあり(もちろん簡単に肯定できないが)、次はどんなことを言うのだと引きつけられる。
マイケル・マンの街の描き方も見事で、ロスの夜景もとても意味ありげに見える。
音楽最高!!
(2006-03-02)
エンディング曲の選曲のよさで★四つ
音楽好きなら見ても損はないってくらい音楽はまりすぎ
個人的な意見を言わしてもらえば今回のトムクルーズは白髪?銀髪?で凄く知的、清潔、高級にコーディネイトされてます
最後までそれで突っ走る様が見たかった
銃撃は控え、必然的に傷も控えて気品漂う映画にしたら個人的に好きになれたかも
映画はおもいっきし流血します
特に最後のビルのシーンなんかはよくあるパターンとして締めくくられてもおかしくはないと思うんで新しいもん求める人には、あんまりお勧めはできないかもしれない
トムクルーズ好き、音楽好きはぜひ見たほうがいいです