この映画がなかったら・・・
(2008-02-11)
「スウィングガールズ」も「フラガール」も「リンダリンダリンダ」も「シムソンズ」も生まれなかったかもしれない。日本人は集団競技に弱い。「大和魂」の血が騒ぐのだろう。アメリカ映画はどちらかというと個人がのし上がっていく。いわゆる「アメリカンドリーム」というやつだ。それはそれで大好きだが、日本人の「皆で何かを成し遂げる」空気感もたまらなくアドレナリンが上がる。矢口監督のすっとぼけ演出も含めて、第一級の傑作である。
青春とは、バカバカしく役に立たないことに熱意をかたむけ、苦労して何かを成し遂げることである
(2007-12-24)
ひょんなことからシンクロナイズドスイミングをすることになった少年達を描いているのだが、素晴らしい演技をできるようになったとて、大会で賞をとるとか公的に獲得したものは何も無く、ただ、結果的に女子校の文化祭でプールで演技をすることができて彼女の前で良いかっこができたというだけで終わるというまことに良い映画である。「野球部で頑張ったけれど3回戦で敗退した」というような「ただ頑張ったという事実だけが残る青春」を過ごしている普通の高校生達に送る最高のエールである。充実した青春とは情熱的で無目的な積み重ねの中にあるのだ。
青春とは、バカバカしく役に立たないことに熱意をかたむけ、苦労して何かを成し遂げることである
(2007-11-24)
ひょんなことからシンクロナイズドスイミングをすることになった少年達を描いているのだが、素晴らしい演技をできるようになったとて、大会で賞をとるとか公的に獲得したものは何も無く、ただ、結果的に女子校の文化祭でプールで演技をすることができて彼女の前で良いかっこができたというだけで終わるというまことに良い映画である。「野球部で頑張ったけれど3回戦で敗退した」というような「ただ頑張ったという事実だけが残る青春」を過ごしている普通の高校生達に送る最高のエールである。青色LEDという世界を一変させる大発明を成し遂げた中村修二先生も、著書の中で、「青春時代にバレー部で自分たちで計画をたて猛練習をしたが、やり方が全くなっていなかったので、全然勝てずに終わった。その経験が人生で非常に役に立った。」と言っておられたと記憶している。充実した青春とは情熱的で無目的な積み重ねの中にあるのだ。
どなたか教えてください!
(2007-11-06)
このDVDをオーストラリアのハイスクールの図書館用に購入しようと思っていますが、英語の字幕はついているのでしょうか。どなたか教えてください。
笑える青春映画
(2007-10-06)
グラビア出身のくせに、最近肌をまったくみせることのない真鍋かおりが気に食わず、ついつい見損なっていた作品だ。真鍋かおりは最初と最後にちょろっと登場するだけで、『スイング・ガールズ』の白石美帆ほどの存在感もない役柄なのでホッとした。代わりに、マドンナ役の平山あやの初々しいかわいらしさが、若い男の汗臭い裸の露出シーンを見事に中和している。
この映画ではストーリーそのものより、矢口監督の笑いのセンスを堪能したい。意味不明の一発芸だけでイロモネアに登場し、笑わない観客の洗礼を浴びて撃沈していく芸人よりも、よっぽど笑いのセンスにあふれている。プールに放流した魚を獲るために水を抜くシーンで、なぜか『ベニスに死す』のマーラー第五交響曲アダージョが流れる。意味不明ではあるが、そのミスマッチ感がとにかく笑える。
最初は真鍋かおり狙いだった男子シンクロ部が次第にまじめに取り組んでいくようになるくだりや、彼らのパフォーマンスが何故か女子高で披露されるという理由付けも納得感があり、けっして唐突ではない。連ドラの映画化という流れが一般的な中で、逆流を起こした本作品はやはり潜在的パワーを秘めていたのだ。