萩原聖人のふっくら顔とヘボ演技が映画を台無しにしてる
(2007-09-19)
阪本順治監督のみごとな演出と画面設計が、復員兵には絶対見えない小太りの萩原聖人のふっくら顔とヘボ演技のせいで、すべて台無しになった残念な映画。萩原聖人に対して甘すぎる監督にも問題ありか。他の点では敗戦直後の日本を描いてみごと。脚本も良い。
悲劇は繰り返しては、いけない。
(2007-06-19)
この映画を観て、戦争を知らない世代の人達が戦争について少しでも、何か感じる事が、大切なんだと思う。
戦後の日本は、大人も子供も生きる事に必死であり、夢を描いて日々生きてきた事を戦争を知らない私達にも解りやすく描いてると思う。
先勝国だけど、アメリカが抱える苦悩。そこまでひとつの映画で描けてるのは素晴らしいと思う。
朝鮮へ出兵するアメリカ兵士達を、素人丸出しのジャズだけど(でも、俳優陣の努力は買ってあげたい)、送り出すシーンには、感動。
時間の関係で、カットせざろう得なかったのかもしれないが、5人ひとりひとりのエピソードをもう少し、急がないで描いて欲しかったと思うので、☆4つ。
監督こだわりの映像美!!
(2007-05-04)
阪本順治監督の作品は引きが多く自然に近いライティングのため、この作品も暗い映像だと思ってたんですが、全然印象と違ってハッキリと色合いもとても良く映ってたし、アップも多かったし、何よりびっくりしたのは一切CG処理せず当時の闇市をオープンセットから小物細部にわたって再現してたことでした。結構こうした部分で冷めてしまう映画が殆どなんですが、ものすごく当時の雰囲気が出ててウソがなく(たぶん...)、この映像だけでも見る価値ありますね!
前田亜季さんがこれまでにない厳しい演出に苦労され、捨て身の演技で頑張ってたし、きれいですごくよかったです!歌も上手でした。
オダギリジョーさんのキャラ最高!この映画をとても面白くしてます。もの静かに演じてた荻原聖人さんもとてもよかったです。
子供にも容赦ない残酷な世界は当時の貧しさが「空気」として伝わってきたし、でも音楽を題材とすることでほんの少しだけ明るく描いてる部分が過剰でなく、また、相手国の兵士も含め貧しいものから犠牲になっていくという万国共通の不条理さも描いており、それぞれの側面がありますが、共通して言えるのは出てくる人に“悪い人はだれもいない、いい人ばかり!”...これですね!
テーマは?
(2006-08-13)
終わってみればペットの上手さだけが強く残っている。
アメリカ兵士の苦悩を描ききれていない気がするし、最後のシーンは“これで終わっていいの!?”という感じ。アメリカ兵と日本人がジャズで理解しあえたから良し!みたいな。突っ込み所多数。
まとまりには欠けるが、俳優で見るなら十分満足できるし、なによりペットがいい。
結局、人は今を生きてゆくしかない。
(2006-02-26)
終戦後、敗戦国日本が再生しゆく様をジャズバンドを組む若者5人の目を通して描いた作品。
戦後の風景の再現はなかなか良く出来ていたと思う。役者も悪くない。特に問題はなかったと思う。こういう若き日をノスタルジックに描くと往々にして退屈する。本作品も例外ではなく、観ていて眠くなってしまう。物語は、5人の群像劇のように進むのであるが、各エピソードにユーモアが足りないのが原因だと思う。劇中、かなりジャズ演奏を聴かせてくれるのであるが、もう少し歌も含めていい音を聴かせて欲しかった(トランペッターだけが別格だったが)。
結局、人は今の現状を生き抜いてゆくしかない(アメリカ兵も含めて)。そんな中で音楽をしているときだけは忘れていられるのだろう。