まるでフェルメールのような
(2007-11-02)
穏やかでほんのりと登場人物を包む光の中で静かにすすむ物語。
衣装も照明もセットもこの上なく美しく、どのシーンも切り取って飾りたいような美しさ。
強烈な表現なんてどこにもないのにどのシーンも深く心に染み渡る、こまやかな叙情性に溢れた作品です。
雨の中神社で傘を並べる姿、
お母さんが書店で佇む姿、
テルがけずりたての鉛筆を並べる姿、
そういうなにげないシーンが、忘れられないほど美しい。
とても絵画的な作品だと思います。
また、後半につれて役者さんたちの演技はいっきに飛躍し
田中美里さんと加瀬亮さんのかけあいはぞっとするほど素晴らしいです。
大切にしている大好きな作品です。
キャストはナカナカ良い!
(2006-10-28)
キャストはナカナカ良いと思います。最近では、韓流ドラマ吹き替えの声でお馴染みの田中美里さんですが、彼女の透明感のある演技と儚げなイメージに惹かれます。 夫役の寺島進さんも、いまや日本映画では欠かせない名俳優さんですね。寺島さんと言えば、ヤクザさんの役?のイメージが強いですが。今作品では、嫌〜なクセのある夫役なんだけど、寺島さんが演じると色気のあるチョイ悪オヤジみたいな。あとは、これから映画ヒッパリダコの注目の俳優さんの加瀬亮さん、他。…キャストは良いんだけどなぁ…。ストーリーが、前もって金子みすゞの生涯の知識を持っていないと解り辛いかな、と。なので、★一つマイナスです。個人的には好きな作品ですが、万人受けは難しいと思います。
まあ、一応ね・・・
(2004-05-25)
下関・小郡・長門と山口県ロケ敢行にて作成された、金子みすゞの生涯を追った地味な映画。2001年、五十嵐匠監督作品。みすゞ役は田中美里、みすゞの夫の役は寺島進、ほかイッセー尾形も参加してますよ。
みすゞの詩の世界を理解するのに役に立ちますが、ただし、あの優しい詩から想像されるような物語ではありません(あまり子供向けではないので念のため)。
特典映像では門司港駅のシーンもあり、また写真を担当したアラーキーも出てきます。(もう少しエキストラの人を映しておいたら地元で売れるだろうに・・・)