廃れた町に浮かび上がる三人の主人公
(2008-07-26)
まず一番に評価したいのは主要登場人物レオン,マチルダ,スタンの圧倒的な存在感と演技である.彼らなくしてはレオンは完成しえなかっただろう.
この作品のテーマは純愛であるが,荒廃しきった町がそれを見事に浮き上がらせてくれている.レオンの純朴さ,マチルダの純愛,麻薬に近付きすぎたが故のスタンの狂気,これらが見事に浮かび上がるためには町の荒廃した雰囲気は欠かすことはできないだろう.
結果的に三人は麻薬によって幸せ,あるいは命を奪われてしまうのだが,マチルダが作中で麻薬を燃やしながら言う『こんなもの無くなっちゃえばいいのに』という台詞が深く心に残った.
私も,麻薬なんて悪魔はこの世から消えちまえばいいのにと心底思った.
見るなら断然完全版
(2008-06-12)
全ての役者、脚本、監督、音楽が最高の化学反応を起こし、“凶暴な純愛”を見事に描ききった傑作映画。
不器用で優しい殺し屋をジャン・レノが。
健気でひたむきな少女をナタリー・ポートマンが。
気持ち良くイカれた麻薬捜査官をゲイリー・オールドマンが。
何度見てもいい。見るなら断然完全版。二人の絆がより深くなるだけにラストが辛い。辛いけど最高。
塩味のするバーボン片手に観るのも、たまには良いもんです。
レオン
(2008-03-20)
神ですね。コレ神がつくった映画デスネ。
ナタリー・ポートマンこの頃からいろっぺぇ。
名作
(2008-03-13)
リュック・ベッソン監督の持つ芸術性と大衆受けするエンタテイメント性が見事に融合した作品。
ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマンの魅力を最大限に引き出した監督は見事です。
素晴しいアクションシーンで始まる序盤、レオンとマチルダの交流を端端しくも美しく描いた中盤、そしてあまりにも切ないラスト・・・・・。
文句なしの名作だと思います。
追記
オリジナル版を観てから、完全版を観る事をお勧めします。
凶暴な純愛。良いキャッチですね。
(2008-02-24)
「殺し屋・レオン」が見せる純粋無垢な姿。それは幼き頃から
不器用であるが故に人を殺すことでしか自分の存在意義を見出
せなかった彼が初めて本当の「愛」を知ったときに見せます。
皮肉にも「愛」はレオンから殺し屋としての力を奪い、生活全
てを奪っていくのですが、彼がそれら全てを捨ててでもマチル
ダを守ろうとする姿には人間(愛)の強さを感じました。
当時12歳であったナタリー・ポートマンが大人びた役を演じる
ことができたからジャン・レノも少年のように純粋な心を持っ
た殺し屋という難しい役を演じきることができたと思います。
映画「レオン」における彼女の功績は素晴らしいものがありま
す。そして、忘れてはいけないのが「普通ではない悪人」を演
じたゲーリー・オールドマン。今ではハリウッドの重鎮という
位置づけにいる彼ですが、この作品の演技は出演作品の中でも
群を抜いて素晴らしいものでした。
エンドロールでスティングの「Shape of my Heart」が流れると
同時に涙を流した人も多いと思います。後世まで残したい映画
の1つです。是非。