アジア特有の憂鬱
(2008-07-18)
リュック・ベッソンがプロデュースを担当したため、ブルース・リーとはまた一味違うアジア人特有の憂いを帯びたジェット・リーの演技に、いい感じの湿気を与えている。このコンビはなかなか至高のコラボレーションなのでは。
新たな試みは大きく賞賛したい
(2007-04-24)
ジェット・リー好きなのに、今まで見なかったことに後悔してしまう作品。
何はともあれ、最新作”SPIRITS”の様にジェットのアクションに見入ってしまう。
全てのアクションは素晴らしいが、一番の見所は、終盤のパリ警察署内の空手?道場にての格闘シーン。何で空手胴衣を着て棍棒持ってんの?と突っ込みを入れるのを忘れるくらいアクションシーンが圧巻!!
ただ残念なのは、初盤のビリヤードのボールを使ってのアクションシーンが、リュック・ベッソンお決まりパターンのスローモーションということ。スピード感あふれる方がもっと良かったと思うが・・・
フランス国内でカンフーだけでなく、鍼も使った新たな試みは大きく賞賛したい。
ジェット本人が製作に携わっただけあって、視聴者の欲している見せ方を心得ているところが大変良い。
ミスマッチが独自の叙情性を生み出している
(2007-03-18)
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」は、カンフーアクションとパリの風景のミスマッチがなんともいえない雰囲気を生み出す作品で、個人的にはジェット・リー主演作で一番です。悪徳警官たちからの執拗な追跡から逃れるも孤立無援に陥り、明け方のパリで立ちすくむジェットリーの姿が印象的です。
いわゆるハリウッド的な垢抜けた感じが無く、リュックベンソン作品らしい、どこか湿ったような雰囲気が全編を支配しています。追い詰められながら心を通わせていく、ジェット・リーと、ブリジッド・フォンダの信頼関係も見どころ。正反対な境遇のキャラ同士、お互いの個性を引き立てています。
中国的な要素とヨーロッパの雰囲気の相性は非常に良く、特に、カンフーアクションとユーロテクノのリズムのマッチは絶妙。「これから戦うぞ!」って時のジェット・リーの気合入れ。それと同時にテクノのビートが始まる場面は観てるほうも気分が高揚します。リズミカルに展開する切れの良いカンフーアクションは圧巻。
非常に好きな作品なのですが、あえて気になる部分を言えばタイトルの意味がわかるラストがあっさりしすぎている点。初見の時は、何がおこったのか良くわからないまま終わってしまう可能性大です。細かいネタばれはしませんので、気になる方はぜひご覧ください。
リュックベッソンが仏映画に中国カンフーを組み込んだアクション傑作
(2007-03-18)
「ニキータ」や「レオン」など激しく切ないセンセーショナルな作品で知られるかのリュックベッソンが製作した作品。
中国人の秘密捜査官リュウをジェット・リーが、
一人娘をたてに娼婦を強要されている悲運な女性ジェシカをブリジット・フォンダが演じる。
ブリジット・フォンダは「ニキータ」のハリウッドリメイク版「アサシン」でも主役を演じている。
本作は「ニキータ」や「レオン」等の作風とは多少異なり、
仏映画に中国カンフーを上手く組み入れた作品で、
ジェットリーの正義漢や中国カンフーアクションが一番の見ものである。
家族も持たず、警察という悪に対する仕事に人生を掛けるストイックで寡黙な捜査官の役はジェットリーにぴったりであり、
寡黙ながらとても優しい一面を持ち、女性に手をあげる男は絶対に許さない。
不遇な運命で悪夢のような毎日を送らざるをえないブリジットフォンダとその娘に関わってしまった事から、
警察官としてよりも一人の人間として彼女らを救う事を決意する。
多少フランスを悪く描きすぎかも知れないが、
人の人生や命を何とも思わない、仲間でさえ殺す事に躊躇しない、心から絶対に許せないと言う感情を抱かせる、
非情で腐りきった仏警部リチャード(チェッキ・カリョ)に立ち向かう。
数十人もの相手や、筋肉隆々の仏ファイター達と闘うジェットリーのアクションは超高速で力強く、
正義感とあいまって応援せずにはいられない。
そして悪魔の様なリチャードにとどめを刺すのは”Kiss Of The Dragon”。
悪魔には悪魔の技を持って、である。
観ていて痛いけど
(2007-01-29)
名前だけ知っていてずっと観てませんでした。
で、観てみたら面白い!ただあまりにもキチンとアクションをしているから観ていて痛い…。まぁ、それもリアリティーを追求した結果と言うことでしょう。最近観ていていかにも寸止めみたいなのが多かったし。
そして小道具として使う針。良い味出してました。それがジェットリーのアクションの動と、針の静という感じで良かったです。