消化不良気味
(2004-11-14)
美しい自然、馬との心の交流、家族の絆、惹かれあう心…と、
それぞれある程度はぐっとくるのですが、なんだか伝えたい
ことを多く詰め込みすぎてピントがぼけてしまったような
感じがします。期待が大きかったから余計にそう感じたのかも
しれませんが。
娘役のスカーレット・ヨハンソンは良かったです。
「こんな私じゃ、誰にも愛してもらえない」そう言って泣く
彼女の孤独感がひしひしと伝わってきました。
が、それ以上に馬の演技に感心してしまいました。
演出の仕方が上手だということもあるのでしょうが、人間の
インパクトがその分薄くなってしまった感があります。
私には星2.8くらいに感じられました。
何度も見たくなるヒューマンでいいストーリーです。
(2004-07-26)
とても傑作映画とはいえませんが、私の好きな映画の一本です。原題は「ホース・ウイスパラー」(こっちの方がよかったのに)。馬と話しのできる人、とでもいうのでしょうか。NYの恵まれた家庭で育った少女グレースは真冬の山中で友人と乗馬の最中、悲劇的な事故にあう。友達は死亡、自分も片方の足の膝から下を切断、愛馬とも奇跡的に助かったが、愛馬との間にも大きな溝ができてしまう。ファッション誌のすご腕編集長の母は、なんとしても娘を立ち直らせたく、ホーム・ウイスパラーの住むモンタナへ娘と馬を連れ、強引に押しかける。それから、愛馬を治療する男(ロバート・レッドフォード)と馬との闘いのような日々が始まります。こうした治療法は、もとはおそらくネーティブ・アメリカンの知恵からきてるのでしょう。そのプロセスが面白い。モンタナの大自然が美しい。この映画のストーリーの軸のひとつとして、男と少女の母親との恋愛がありますが、モンタナの大自然で暮らす男の兄夫婦とその子供たち、そして、親戚、友人、そうした人々のライフスタイルが面白かった。自分にはとても住めないだろうが。心身とも大きな傷を負った馬はホースウイスパラーとの間に徐々に信頼関係をもつようになる。この馬の回復過程のシーンが素晴らしい、とくに、草原で遠く離れて対峙し、やがて心を許した馬が近づいて来るシーンは素晴らしい。この馬とのストーリーはとても感動的です。恋愛は私にとっては添え物のような感じさえしました。結果はありがちなパターン通りなのですから。しかし、この映画、すでに5回くらい見ています。それくらい好きな映画です。ロバート・レッドフォードは、大自然が好きなんでしょうね。