ラストで心うたれます
(2005-06-06)
つらい過去を背負った男が新しい恋に出会う、でも彼女には時間がなかった・・・。こう書くと何だまた難病悲恋ものかと思ってしまいがちですが、この映画はちょっと違うという印象でした。
ストーリー自体は特に目新しくもなく、展開もありきたりといえばそうなのですが、運命を受け入れる姉といきいきと未来に向けてかけていく妹の対比や、周囲の暖かい人たち、上海の街のさまざまな顔などがうまく描かれていて、主人公が生きる力を取り戻していくことに共感できます。
映像的にも、最初の上海の街の手振れて色あせたような感じなど主人公の心象風景として良く表現されてたと思うし、食事のシーンなど光が効果的に使われて暖かい雰囲気が良く出てました。
お涙頂戴の演出ではないけれど、やはり写真のシーンでは思わず涙が出ちゃいました。渡部さんはホントこういう顔は上手い。シュー・ジンレイさんも静かで暖かい表情が良かったです。
ラストシーンは明日を感じさせる映像と、小田和正さんの歌が素晴らしくて心打たれるものがありました。
「永遠」という言葉の意味を考えてみたくなる、派手ではないが心にしみる映画だと思います。
上海の日常の雰囲気が印象的
(2005-05-05)
一番印象的だったのが、リンやミンの家の外の景色。
普通、恋愛映画だったら もっと感じのいい場所に住んでそうだけど 本当に中国人が住んでいる ちょっと薄暗い感じの路地が出てくる。 私自身が上海にいた時も とても薄暗く、あまり華やかでないイメージがありましたが、映画でも同じように生の中国人の生活が散りばめられています。
逆に上海の表、ワイタンなどの華やかな風景、少し田舎の自然いっぱいの風景と、本当に真の上海の風景が多く、表現されていると思いました。
言葉の面でも とても面白く感じました。
ミンや 早瀬の英語、リンのちょっと可愛い日本語に、友達同士との本当に日常的にありそうな中国語(本当は上海語だろうけど)、それがとても良かった。
静かでクールなミンに 陽気でちょっとわがままなリン、とてもいい感じでした。
退屈な恋愛映画
(2005-04-16)
最初の30分はだらだらしていて退屈。
もう少し早く主人公の過去をわからせてもいいのでは。
しかし設定がわかると、ラストが一気に読めてしまう、そんな超典型的な悲恋もの。
姉妹がなんで主人公を好きになるのかわからないし、(ネタバレなのであんまり詳しくは書けませんが)主人公がなんで立ち直るのかもよく分からない。
形としてはきちんとまとまっているし、映像も綺麗だけど、どうもいまひとつ感動できない。
私には合わない映画だったみたい・・
(2005-02-11)
上海の風景は面白いし、小田和正さんの歌も良かった。
でも私には、なんで早瀬さんがモテるのか分からない。
あの姉妹は、彼のどこに魅かれたのかしら?
リンちゃんも、メイちゃんも、魅力的なんだけど、
実は早瀬さんて、私の苦手なタイプの男性なんです。
暗いし子供っぽい。覇気のない表情も嫌い。
彼の心の傷も、生き方も、共感できませんでした。
私だったら、断然、あの中国人の社長さんがいい!
前向きでパワフル、人生楽しんでいそうです!
もっと早瀬さんが魅力的な男性なら良かったのに・・。
心に響くものがなく、残念な映画でした。
渡部さんは。
(2005-01-24)
本当に良い演技をしますね。あまり日本のドラマは見ないのですが、ケイゾクの時の渡部さんの演技は本当に感心させられました。
今回の役柄は何故か自分の中の渡部さんのイメージにぴったりはまるものでした。正直見るものがなくて借りた映画なのですが、何気なく買った宝くじが当たった様な感じです(笑)。
不治の病。死を覚悟した人間の強さ、弱さ。愛する人の現状を知った時の己の弱さ、強さ。死期が間近で自分の本当の気持ちと葛藤する強さ、弱さ。
死は終わりだけではなく始まりでもあると言う事を、この映画は自分に伝えたかったのではないかと観終わって感じました。最後のシーンで、渡部さんが自転車に乗っている姿を見て未来への一歩一歩を大きく踏み出している様に思えました。
きっと見ている人に何かを感じさせてくれる良い作品です。