所詮は・・
(2005-07-19)
所詮はジョン・ウーとニコラス・ケイジってところ。
何度見ても、どう見ても、ギャグで作ってるとしか言えない。
同時期に公開されていた「ワンスアンドフォーエバー」や
同じくWW2期の(と言っても米、独戦だが)「プライベートライアン」
ソマリア紛争を描いた「ブラックホークダウン」
これらの作品と比べると、この作品はジョンウーの自己満足である、としか言いようがない。
どう考えても変としか言いようのない戦闘シーン、
ただ死んでいくだけの日本兵・・
特殊な技能を持つ人間を「特別視」して描いたエセヒューマンドラマ。
リアルさのかけらもなく、ただただアメリカ万歳な映画に仕立て上げてくれたジョン・ウーには敬意を表したい。
何故サイパンで日本兵が玉砕して行ったのか。
何故アメリカはサイパンを落とす必要があったのか。
反戦を主張するにも中途半端
戦争の悲惨さと必要性の矛盾さを突くにも中途半端
人物描写も、時代考証も
戦争映画でもっとも重要視されるべき「兵器と人間」
これらすべてが中途半端、いや、部分によっては完全欠落。
ジョン・ウーってことで期待してなかったけど・・やっぱ酷かった。
自国の戦争を描いた映画は見るべし!
(2004-03-24)
これさ、映画の予告を見て楽しみにしていたのだけど、内容はハリウッド映画よろしくアメリカ万歳ーってノリだ。ハリウッドが政治と癒着しているのは周知の事実だけど、映画で人類の歴史を作ってしまうアメリカはある意味、自国の歴史認識を自らの姿勢で学習せずにマスからの情報でのみ判断しがちな我々若者の歴史に対する姿勢を方向転換させるよき手本となる手法だ。
彼等が公開した過去の戦争映画を見るかぎり、どうも彼等は日本兵が大好きらしい、というより我々の潜在意識を恐れているのかな?でも今回の映画を大々的に宣伝していることには疑問が残る。あと出演している日本人はどのような気持ちで演じていたのだろう。
監督をアメリカ人ではなくジョンウーにしてたのは伏線か?それとも、(わざと?)アメリカ人に監督をさせてないの?と勘ぐってしまう。しかし、あっぱれなのは観客に抜け目の無いパックスアメリカーナを隠しつつ、見終えた後にきちんと何かを印象づけする彼等の構成力たるや、2時間で大胆かつ繊細に描ききってしまうところはさすがである。その点が、焦点を絞り込むことが出来なかったパールハーバーの時のように何度となく発狂させられた僕を引き留めせたのだ。ストーリ構成は素晴らしく、また興味あるシーンとして日本に対する妙な配慮が随所にちりばめられていたことも留まった理由の一つだ。不思議なことに、前半怒り心頭だった僕の心は、後半には消えていた。この心の動きがなぜ起きたのか知るには、もう何度かみなおし再検証しないとわからない。