まあまあ楽しめます。
(2006-07-25)
ちょっと期待はずれなところはありましたが、風景がとてもきれいで、
くつろぎながら楽しめる作品だと思います。
ただ、ちょっとアジスと王女の二人だけのシーンが少ないような気が
しました。しかし、喜劇としては十分成功していると思います。
台詞も上品で、まあまあ楽しい映画だと思います。
ありきたりの娯楽とはまた違ったアプローチが面白いな
(2005-01-17)
監督や、原作、時代背景などなんの予備知識もなくまったく初めて
みましたけど、コメディらしいカットワークや、セリフなどリズム感が
あり、また、官能的なところもちゃんとあって、展開にわくわくしました。
役者たちの演技も絶妙。現代仕様にアレンジしていても、綺麗な言葉や、
叙情的なセリフに品があり、あらためて古典劇の面白さを感じました。
劇中劇に仕立てられているため
か、風だか、水の流れだかの音がうるさいかなぁ。
あと、時々、舞台と客席の関係を映し出すカットが入れ込んであり、
これがちょっと邪魔かな。
ま、「これは劇なのよ~」ってことなのでしょうね。
お茶しながらくつろいで見るにはちょうどいい作品です。
少し期待はずれ・・・
(2004-08-20)
雑誌の紹介文を読み、女性が男装をしながら老若男女をメロメロにするという話がとても面白そうだったので購入してみましたが・・・。う~ん、役者は美形だし面白いしでよかったのですが、もっと官能的なお話だと思っていた分少しがっかり感がありました。でもとても自然が美しく、見ているだけで癒されるものがあります。もっとバックミュージックがあれば全然違うものになってたかも。あとすごく気になったのが時々中途半端に途切れ途切れになる画面。私は映画に詳しくないので説明しづらいのですが、カットが多すぎるのかなぁ・・・。口説いている部分や追いかけている時にカットが多すぎて冷める。編集のせい?
もう一つの『十二夜』?
(2004-03-29)
女主人公が男装して活躍する物語――まさに『十二夜』や『お気に召すまま』に代表されるシェイクスピア喜劇の世界。しかし、その様相はいささか異なる。ここでの変装は、シェイクスピアの劇に見られるようなロマンチックさは微塵もない。半分復讐が目的の、計画的で冷淡な変装なのである。この《残酷さ》は、原作者である18世紀の劇作家マリヴォーの近年の再評価の一つのキーワードで、その側面を強調した上演も近年相続いている。しかし、そこが好き嫌いの分かれるところかもしれない。シェイクスピア喜劇と似た設定ではあるが、感触はずいぶん違う。
そういう事情も反映してか、この映画は、映像的に、先行する映画『十二夜』(トレヴァー・ナン監督)をかなり意識しているようだ。庭園を中心にした舞台設定、何より『十二夜』で道化を好演したベン・キングズレーの起用、そして何より、冒頭の女主人公の変装のプロセスの覗き趣味的な大写し。これは、パロディーというより「引用」なのだろうが、しかし、《残酷なドラマ》の背景としては、いささかロマンチックすぎるきらいもある。繰り返すが、ここには、『十二夜』に満ちている幸せな雰囲気は微塵もないのである。
また、ミラ・ソルヴィーノも、好演はしているものの、表面の冷酷さと、その冷酷さを保てなくなる心の揺れの表現に関してはいささか物足りない。
こうした点は、脚本・製作のベルトルッチが直接監督していたら、少しは変わったのだろうか。
しかし、そうは言っても、この映画は、難しいマリヴォー劇の映画化としては、十分成功していると言えるだろうし、シェイクスピア好きな人にも、やはり興味深い作品だろう。
日本語の情報にはどこにもクレジットされていないが、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアがギターを弾いている。