音楽の完全な映像化 美しく胸躍る新しい感動
(2008-04-24)
クラシックやジャズの音楽を、アニメーションによって解釈した、本当に素晴らしいコンセプトの作品集。慌ただしいストーリーアニメとは異なり、セリフはなく、前編音楽を中心に、映像が展開していく流れ。一見退屈と思えるかも知れないが、映像が織りなす、音楽表現の可能性に、目を奪われるだろう。それに伴い、音楽への深い関心と理解が生まれるはずだ。
私がこれを始めてみたのはサンフランシスコ「Metreon」にあるソニーIMAXシアターだった。そこは通常の4倍以上ある巨大スクリーンのシアターで、見上げなければ画面の上部まで見る事ができない。そこで見るファンタジア2000は感動的だった。DVDをレンタルして、「28インチ程度のテレビで満足できるかな」と不安だったのだが、当時の感動そのままでとてもよかった。
音楽を愛する人たちに是非みてもらいたいと思う。筆者のいち押しはジャズの名曲から「ラプソティ・イン・ブルー」だ。
壁は高かった…
(2007-11-30)
前作「ファンタジア」のビデオ(DVDではない)を小学生当時、比喩ではなく擦り切れるまで見ていました。
その視点で、印象の違い等を書きたいと思います。(あくまで素人目線ですが)
見た感想はまず、
「ファンタジア」とは若干性質の違う作品であると言うことです。
最も気になった点は、キャラクターの顔のアップと目の描写による感情表現の多用です。
悪いとは言いません。
しかし、旋律を動きで表現した前作に比べると
(個人的に)どこか居心地の悪さを感じてしまいました。
が、作品としては面白いと思います。
子供をクラシックに触れさせたい場合などは、
視聴させると音楽に興味を持つきっかけになるのではないでしょうか。
また、映像技術の発達により、処理自体は綺麗です。
ただし、前作ファンタジアの「綺麗さ」とは、やはり別種のモノだと思ったほうがいいでしょう。
総じて、
音楽に映像をつけた「ファンタジア」
物語に合う音楽を探した「2000」…という印象。
この作品自体は(「ファンタジア」とは別路線だと考えれば)
お勧めできる範囲の良作であると思います。
映像も綺麗ですし、選曲もよかったと思うので、一度視聴してみる価値はあります。
…では何故、私の評価が☆3つなのか
「魔法使いの弟子」を前作から借りてきている点が、少し物悲しかったから…ではなく、
曲の合間に入る、つまらないショートコントや小話に私が萎えたからです。
そんなものを入れるなら、曲や映像についての解説を充実させるべきだと思います。
やはりミッキーということか?
(2006-12-10)
「ファンタジア2000」は これはこれで面白いのだが やはり60年前に出た「ファンタジア」と 比較してしまう。これはしょうがないことだが。
当たり前ながら 60年の年月は映像技術にくっきり出ている。技巧的には比べようも無い。音楽の選曲も十分考えられていると思うし 各アニメも それぞれ異なっていて 十分に実験的な精神に満ちていた。十分面白い。
但し と書いてしまう。
今回見ていて やはり魔法使いの弟子は 圧倒的な面白さがある。これを 2000年になって出来た「ファンタジア2000」に付け加えさせてしまうものがある事も確かだ。その意味で 「魔法使いの弟子」を加えた段階で そもそも 「ファンタジア2000」は「ファンタジア」に負けを認めているのだ。
しかし それが何だというのだろうかと ディズニーは ある種の爽快感を持って開き直っている雰囲気もある。やはり ディズニーといえば ミッキーマウスだし ミッキーマウスを魔法使いの弟子以外に出すわけにはいかないということなのだと思う。そうして「ファンタジア2000」で 再度 「魔法使いの弟子」を見ていると 「ファンタジア」の凄さが身に染みる。
そんな作戦なのではないかと感じた。勿論 そういう作戦には 喜んで「乗りたい」。
名作ファンタジアは越えられず。。。
(2005-11-25)
これはファンタジアの第二作目ですが、
やはり名作ファンタジアには劣りますね(>_<)
ファンタジアは非常に芸術性が高く、音楽と映像の調和というものを
世の中にアニメーションという形で示しましたが、
ファンタジア2000では映像、そしてその内容がメインになってます!
ただ、芸術系はちょっと‥と思われる方は、先に入門として2000から見るとファンタジアの世界観に入りやすいのでは?(^^)
また2000ではドナルドも出演してますので、映像重視の方は
2000も十分に楽しめるとおもいます☆
間が空きすぎたのが原因?
(2005-11-08)
作品冒頭で触れられているように、「ファンタジア」は一部を差し替える形でリバイバル上映の度にニューバージョンが発表される、という予定だったのだが、最初にできたものの完成度が高すぎたのかそれとも他の事情があったのか、60年以上そのままになっているとのこと。
だから賛否両論あろうが、この作品はもしかすると「60年経ってやっと当初の計画どおり(「魔法使いの弟子」以外の 笑)差し替えによって完成を見た第2版」なのかもしれない。つまり間が開き過ぎて、本で言うならタイトルは同じだけど「10章のうち1章だけ戦前の初版のまま、あとは全面改稿」という状態。(「ファンタジア1970」とか「ファンタジア1990」なんていうのが存在していたかもしれない、と考えてみれば私の言いたいことをお分かりいただけると思う。)
そう考えれば、前作との比較とかそういったことより、「やっと60年前の約束を果たしてくれた」、それだけでいいじゃないですか。「ファンタジア」が好きなら。