天才・押井守の出世作
(2008-07-17)
『うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー』や『天使のたまご』などの傑作を作りながらも、商業的な理由で、一時、業界から干されていた押井守が、第一線に復帰した記念すべき出世作。これは、完璧な傑作です。娯楽作品としてのカタルシスを持ちながらも、押井テイストはどこまでも濃厚。特に、ラストの《箱舟解体》シーンにおける、幻想的かつ哲学的なアクション映像は、押井守以外の誰にも作れないほど、オリジナルな映像です。手に汗握る娯楽作品なのに、見おわった後、深く考えさせられる。本作は、そんな理想的な、押井映画です。
ここじゃ過去なんて物には、一文の値打ちもないのかも知れんな
(2007-12-22)
「娯楽映画」この一言。老若男女の誰もが面白いといえるのではないでしょうか、「ガ○ダム」に代表される「ロボットアニメ」等とは違い(一緒にしてほしくない)、アクションで見せるのではなく、綿密に練りこまれたストーリーで見せるといったものです。
作画の古さは否めませんが、背景描写、キャラクターの自然な動き、オープニング及び映画後半の戦闘シーンの完成度は、現在の「アニメ」の比ではない。89年と公開されたのは20年近く前ではありますが、恐らく今見ても「ズレ」をほとんど感じずに見ることが出来るはずです。コンピュータの普及していない当時に、コンピュータウイルスをテーマにした作品を制作した点でも、高い評価を与えられます。
昨今、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなどが、新名所として競い合うように建設されています。松井さんと後藤さんの埠頭での会話は、新名所の名の下に多くの建物が立ち並ぶ昨今において、非常に考えさせられるものがあります。
深く考えて見るも好し、肩の力を抜いて娯楽映画として楽しむも好し、どちらにしても非常に見応えのある作品です。是非ご覧ください。
見応えあり
(2007-11-12)
ガンダムは殺人兵器ですが、
レイバーは日常の道具。
平和的にオススメできるロボットアニメです。
そして、同時としては明らかに時代を先読みしている
コンピューターウィルスを使った犯罪はスリリングであり、
「踊る大捜査線」の本広監督が大影響を受けた
警察組織の中の警官達、
犯罪のトリックなどは、
見比べるととてもおもしろいです。
面白い。
(2007-10-14)
観直したが、面白い。脚本も面白く魅入ってしまう。98式VS零式の格闘も迫力有り。
メカの絵は古さを感じさせないけれど人物の絵は古さ、というより人物の動画が
様式化されていて違和感あり。背景は「THE MOVE 3」より未来の感じがす
る(!)。
押井クオリティー。
(2007-06-04)
たかがロボットアニメだと侮ってはいけません。
このアニメはむしろそれを背景とした昔と現在、善と悪、人間と神といったリアリティーに視点を置いた内容になっています。
登場人物一人ひとりのキャラがとても濃いですし^^私的にはこっちをメインで観てます。
しかもこのアニメが作られたのが二十年前だから驚きます。
まあ絵柄はちょっと古めなのですが、そこが何回か見ていくうちにこのアニメに合っていて好きになっていくと思います。
劇場版パトレイバー3という作品も出ていますが、面白さ、深さ、雰囲気どれをとってもこちらがイイです。