ただの海戦ものとは違う
(2008-03-05)
まずラッセルクロウの船長役が見事。プライベートでも荒くれ者でなにかとトラブルが耐えないラッセルだが、海の男はピッタリだ。
最初の30分程度で大きな帆船の中にいる人間模様をある程度整理できなおかつ今までの海戦モノにはクローズアップされにくかったような人間をあえて取り上げているのも面白い。中でも船長の親友役の学者が乗っていたり、士官候補生の少年達、等々人間模様だけでも十分面白い。士官候補生にも関わらず船員を統率できないことに悩み海に身を投げる男がいる一方、ほんの10歳くらいの少年が右腕を切断しながらも敢然と指揮を執る。リーダーとしての資質の違いが個人によってここまで違うのかという身の詰まるような現実を突きつけられたりもする。
そしてなによりも戦闘シーンと航海シーンの臨場感溢れる映像音響は凄い。
アクション大作だが何度か繰り返し観れる映画。
まったくつまらん
(2008-01-05)
ここの高得点の人たち、全員グルに見えてくるぞ。
ラッセル、凡人演技。
戦闘、迫力無し。相手の船に乗り込んだ時、どう戦っているのかまったくわからん。
子ども、活かしきれてない。
映画全体、ダラダラ。
人の評価ほどあてにはならんことをここで知った。
帆船のリアルな姿
(2007-09-17)
海洋ものといえば『ホーンブロワー』も有名どころですが、
かの作品はエンタメ感が前なのにたいし、こちらは叙事詩的な
内容になっています。
夜のしじまの海原をサーーーっと進む帆船の姿は、一方で
“艦船”の役割もになっている船の緊張感を最大限まで
高めてくれます。「カンカン」と響く鐘の音。
静かな中にもみなぎる、研ぎ澄まされた戦士達の
心を表してくれるかのようです。
海戦場面も派手なアクション!というよりは、
戦術を駆使し、冷静に、淡々と、それでいてエネルギッシュに戦を
する、といった海の戦の醍醐味を表現していてくれて
素晴らしいの一言。こちらも船員として乗艦しているような臨場感です。
叙事詩的、というのは音楽からもいえるでしょう。
激しい戦闘と対比するかのように爪弾かれる、ヴァイオリンの音色。
まだまだ“紳士”を重んじる牧歌的な時代だなあ、と感嘆。
海が見せる表情とおなじように、「静」と「動」を巧みに
添えている演出方法でもあり、まさに歴史ロマンそのものですね。
ラッセル・クロウの力強く暖かなな存在も見ものです。
日本語吹き替えの役者さんも良い感じです。
リアリティー上々
(2007-03-12)
まず、音質が素晴らしく、AV機器の能力を発揮することができます。
また、映像もリアリティーに富んでいます。当時の帆船は天井が低かったり、内部が狭かったため、また貧しい子供があふれていたことから、艦内をすばしこく動き回れる子供が重宝がられたらしい。よって少年が乗船しているのは当たり前。そのあたりが話のリアリティーを増しています。しかし、イギリス海軍のモットーは「見敵必戦」。すなわち、敵を見たらひるまず挑み、気合と精神力で圧倒すること重視のはず。よって相手の強さを判断して逃げるというのはオーブリーの辞書にないはずと思うのは僕だけでしょうか?
もっと良くなれたであろう作品
(2007-01-09)
船上でのハプニングやガラパゴスの自然の美しさ登場人物達のやりとり等個々のエピソードは良かったのですが、それらが上手く繋がっておらずブツ切れな印象。テンポの悪さで損をしている、非常に惜しい作品です。ラストの戦いはなかなかだった事と特典映像が満足のいく内容だったので名作として推奨いたします。