小遣い値上げでドッコイ
(2003-12-23)
この巻と次の巻は番外編なんだそうですが、終わってみると番外の方が面白かったですね。表題の話なんか、全部しっちゃかめっちゃか。どうしっちゃかめっちゃかなのは見てのお楽しみ。つぎ込まれているエネルギーは半端じゃないです。これと次の巻の第7話(今年の夏の最高傑作!)はこの作品の真骨頂ですな。「プール争奪サイクルレースでドッコイ」は、夏らしくコスモス荘の面々の無駄な努力が実に暑苦しい話。こちらも馬鹿馬鹿しさが素晴らしい快作です。
映像化の意味
(2003-12-15)
『住めば都のコスモス荘』は、阿智太郎さんの小説(1999-2000、以後続編もあり)が原作、それに挿絵を描いていた矢上裕さんが漫画化(2001-)、という展開をたどっていますが、2003年放映のこのアニメ版は流れとしては漫画版を原作としています。DVD2巻の第4話まではこの原作漫画版の話の流れをたどって作られていますが、この第3巻からはアニメ版独自の話になってきます。小説、漫画、アニメでは表現されるものが当然異なる訳で、単に漫画の絵を動かして「アニメ化」とごまかすに留まらず、アニメをアニメとして作ろうという制作側の態度に好感が持てます。さらに、アニメならではのいろいろな技法を回によって変えながら駆使していて、結果的に空振りみたいな回もあったにしても、「面白いアニメを作る」という意気込みがひしひしと感じられる作品でもあります。