こういう味付けの効いた作品でこそニコラス・ケイジの演技は光る
(2008-03-22)
映画は2003年リリース。ニコラス・グリフィン 、テッド・グリフィンの脚本とリドリー・スコットの監督が実に冴えた一品。特典映像では舞台となる家やショップを探しながらイメージに近づけていったのが分かって楽しい。
『マッチスティック・メン』は『詐欺師』を意味する。娘を演ずるアリソン・ローマンの好演とチックやいらいらした仕草まで加えた(ホントに病気何じゃないか、と思うくらいに見事)ニコラス・ケイジのやりとりが実に素晴らしい。『ワールド・トレード・センター』とかでは不発に終わっている彼の演技力はこういう味付けの効いた作品でこそ全てを見せてくれる気がする。
ニコラス・ケイジに娘を持つ自分の気持ちが重なってしまい苦笑してしまった。この気持ち、母親にはきっと分かるまい。この映画を最高に楽しめるのは娘を持つ父親のようだ。
ニコラス・ケイジはコッポラの甥であることを隠して役者をスタートしているが、やはりその素晴らしい素質は隠せない。すばらしい役者だ。
ニコラス・ケイジの魅力たっぷり
(2007-11-28)
ニコラス・ケイジが活き活きと延じてるのが印象的。といっても病的な潔癖症で自分のコントロールを失いかけている詐欺師なんだけど、なんだか潔癖な自分に参ってる辺りが上手く表現できていて上手いなあって思いました。
詐欺師が詐欺に合うという展開は早目に予想出来るんだけど、この中の誰が、どうやって騙すのかっていうのを楽しみたい。
シリアスなニコラス・ケイジよりこんな役のほうが好きです。
ニコラス・ケイジは器用な役者
(2006-05-16)
はっきり言って、ニコラス・ケイジはあまり好きな役者じゃなかった・・・。
でも、作品によって役になりきるあたり只者じゃないなと思いました。
この作品でも、異常なまでの潔癖症を見事に演じ器用な面を見せつけられました。
どんでん返しの繰り返しの内容も、私には痛快でしたね。
突然現れた娘と名乗る人物を信じ、父性に目覚めるニコラス・・・。
アクションもいいけど、人情にほだされる役も見事ですよ。
今ではすっかりニコラスのファンになった私です。
ナショナル・トレジャーよりもずっと面白かったと思いますね。
ニコラスの目が特にイイ! 哀しげな表情にグッときますよ。
ダマされて事実を知っても、それ以上の復習などしなかったところに
人間味のある役どころが出ていてヨカッタのではないでしょうか。
親子ってなんだろう?
(2005-08-25)
神経病みの詐欺師の話です。主人公は潔癖症、広場恐怖などの神経症を抱えていますが、不思議と詐欺をするときだけは、その症状がでません。
ある時今までかかっていた医者が夜逃げした為、知人の紹介で他の医者の所に行きます。主人公は薬だけもらえばいいと言う態度なのですが医者は話をしないと薬は出せないと言います。そこから彼のカウンセリングがはじまります。話の中で、彼には昔の彼女との間に自分の子どもがいるかもしれないということがわかります。彼は医師に頼んで昔の彼女に連絡をとってもらいます。自分ではかける勇気がなかったのです。
娘がいるということがわかり彼は娘と会います。この映画はおちが命なのでこれ以上書けません(笑)
これも癒しの映画です。孤独に生きて来た主人公がいきなり15歳の自分の娘に振り回されつつ本当の愛にめざめてゆく。言葉にしたら陳腐ですね、けれど・・・彼は結局、娘に救われて神経症も治ります。
これも是非、観て頂きたい映画です。
おい、リドリーさんよぉぉーっ!
(2005-03-05)
リドリースコットはコンフェッションをわずか6分見ただけでサムロックウェルをキャスティングしたらしい。しかもダスティンホフマンのレニーブルースを彷彿としたらしい。私はダスティンホフマン(レニーブルース他も)もサムロックウェルも個人的に高く評価していて日本未公開の奴もなるべく見ていますがこれはいただけない。ロックウェルの魅力が出し切れてない。一見おいしい役だけど見せ場がほとんどない。監督はいったい彼の何を見ていたんでしょうか?ニコラスケイジの演技もすごく評判いいですけけど私は肩透かしだったなぁ・・・。なんか無理してるように見えた。はまってるか、あれ?逆に恐ろしく評判悪い救命士の演技のが役者の演技を堪能できるしケイジもすごくよかった!彼はやっぱりああいう役をやりたがってるようにさえ見えた(上手かったら何でもいいんですけど)。アダプテーションの方は大丈夫だろうか。一方のアリソンマーロンは一見無邪気な子供としたたかさの両極端を見事に演じ分けてた。で最後の姿ではちゃんとした大人の女にで・・・。わかっててもどんどん魅力に引き込まれてしまい、またその過程の見せ方は評価してあげたい・・・。