見ごたえのあるSFファンタジー
(2004-03-19)
好きな映画だ。中規模予算で作られた映画なのに、SFXや音楽などどれも一級だ。サントラは当時、よく聴いたものだった。エメリッヒ監督作なので脳天気映画を連想するが、本作は純粋な娯楽映画だ。しかしいい加減な映画ではない。同じ古代エジプト神話を扱ったハムナプトラよりも優れた作品だ。たとえば前半で、本来なら裏設定に終わる主要人物の設定をうまく簡潔に紹介している。後半は普通のファンタジーだが、それでも迫力あるアクションなど飽きない作りになっている。スターゲイトは公開当時、あらゆる意味で先駆者だった。たとえばパソコン通信による宣伝で観客動員数を増やし、メイキング集をCD-ROMというメディアでいち早く世に送り出した。
登場人物も強烈だ。とくにマイケル・ジャクソンみたいな異星人ラーはインパクトがある。ラーの行動は理不尽で間抜けで、そこが魅力だ。人間側も強烈だ。たとえばアメリカ軍の将校たち。お前ら、なぜスターゲイトが星間転送装置であることを知っているんだ?
今回の特別版発売は本当にうれしい。アメリカではLDで10年近く前に特別版が出ていたので、日本での発売が待ち遠しかった。音声解説も興味深い内容だったし、追加編集された未公開シーンも良かった。残念なのは、特典の内容がかつてのCD-ROM版ほど充実してないこと。また、スターゲイトの考古学的考察でトンデモ超古代史研究家が登場していること。これはもっとまじめな研究家に出てほしかった。とはいえ、スターゲイトは傑作だ。ノベライズも合わせて読めば面白さ倍増だ。
全ての原点
(2003-12-19)
日本でも放送中のアメリカSFドラマ「スターゲイトSG-1」の
原点です。これを見ずにドラマを見る訳には行きません。
古代エジプトの神々は、実はエイリアンだった…という独自の解釈に
引き込まれます。SFも今見れば陳腐なものかもしれませんが、
当時は最新かつ、壮大なスケールのものでした(それ程、現在のCG技術が進歩した、ということです)。
エジプトで発見された「スターゲイト」の先に広がる未知の世界…
何千という惑星への冒険に赴く人々の、小さな一歩です。
これを見た後にドラマ版の「スターゲイトSG-1」を見れば、もう言う
ことはないでしょう。考古学・SFの要素が詰まったアドベンチャー巨編です。