レオーネの傑作
(2008-04-07)
なかなか表に出てこないが、すばらしい名作。
モリコーネの音楽が時にはコミカルに時には叙情的に各シーンのトーンを印象付けする効果を引き出している。
特に冒頭の農場主一家を惨殺した後にロングコートを羽織ったH・フォンダ一味が最初に登場するシーンは圧巻で、その行為や内容は抜きにして、映像・音楽共にこの映画で一番好きな場面だ。
レオーネ監督とモリコーネの豪華な組み合わせの本格的映画
(2007-02-04)
復讐劇。ひつように追い詰める男ハーモニカ(チャールズ ブロンソン)と何故狙われるか判らないフランク(ヘンリー フォンダ)に、ギャング団シャイアン(ジェイスン・ロバーツ)がからみ、そして美女ジル(クラウディア・カルディナーレ)、鉄道利権がからむ、本格的西部劇。
何故、ひつようにおいつめるのか、そこまで恨む何が動かすのか。
彼は何故、惚れる女性をおいて、再び荒野にでていくのか。
男のロマン漂う秀作です。
音楽はかのリュウイチ 坂本が天才と呼び尊敬するエンニオ モリコーネ
かつての夕陽のガンマンのレオーネ監督とモリコーネの豪華な組み合わせです。
悪役が揃いの擦り切れたコートを着るのもこの映画が最初です。
ブロンソン演じるハーモニカは登場の度にハーモニカを吹きます。最後の最後にそのハーモニカの意味がわかります。
これぞ映画って感じの、あ〜〜映画を見たって感動できます。
原題は「ワンス アポーン ア タイム イン ザ ウエスト」
レオーネ監督とモリコーネのコンビで デ ニーロ が出た
「ワンス アポーン ア タイム イン アメリカ」
レオーネ監督はアメリカ現代史を語る上で2部作で、両方見てくださいってコメントですが、本格的な映画ですが、長いのと複雑なので初めて見る方はきっと疲れること間違いない。
オープニング・シークエンスだけでも一見の価値あり。
(2006-06-27)
ウッディ・ストロード、ジャック・イーラムら3人のガンマンが、駅で誰かを待ち伏せしている。ストロードのハットに滴り落ちる水滴、イーラムの口の周りを飛び交うハエ、その水を飲み干すストロードとハエを撃ち殺すイーラム。列車が着き待ち人来ずかと思わせた矢先チャールズ・ブロンソン登場、シャレたやり取りがあった後の一瞬で決まるガン・ファイト、、、。正に映画的で、ため息ものの素晴らしさのファースト・シークエンスを観るだけでも一見の価値があるマカロニ・ウエスタンの大御所セルジオ・レオーネの渾身の力作。ねっとりと濃縮な映像のパワーと過剰なまでの俳優たちのクローズアップ、E・モリコーネのユーモラスな効果音に壮絶なガン・ファイトと、2時間45分!の時間を感じさせないケレン味のある演出、それでいて、どこか牧歌的で間延びしたユーモラスなムードが溢れているのがレオーネらしい処。レオーネの演出については、B・ベルドルッチ、J・ミリアス、J・カーペンターら豪華解説陣による音声解説が必聴モノ。ラスト、駅が完成し、一番列車を迎える人々の歓迎の輪の中心で働くクラウディア・カルディナーレの女性らしい強さと、珍しや極悪人を演じたヘンリー・フォンダの、決闘シーンでのピンと伸びた背筋の見事さも印象的だ。
心に残る作品のひとつ
(2006-05-14)
1969年12月27日。この作品のオープニングシーンを大スクリーンで観て度肝を抜くかれたことはいまだに忘れられない。郷愁溢れるメロディーと広大で荒涼とした西部に登場するガンマン。そのワンシーンワンシーンはまるで歌舞伎のようでプロローグ、エピローグともに見事に詩情豊に仕上がっている。この作品はまさにレオーネ風叙事詩である。
本当に渋いけどいい映画
(2006-03-25)
最高です。ちょっとレオーネの自己満足的な映画かもしれないが。彼を一番に尊敬するタランティーノもこの映画をベースに「キル・ビル」を作ったらしいです。確かにこの二人には共通するものがあると思います。それは映画に対する愛です。その愛がこのような誰にも真似することのできない芸術作品を作り上げるのです。どちらかというと、この映画は、派手なアクションもなく地味で四人のドラマが淡々と語られていくだけなのですが。セリフのやりとりがないレオーネ独特のフラッシュバックと超クローズアップとエンニオ・モリコーネの音楽で一人一人の人物を表現することにレオーネ作品の意味があるのです。その上で本当に渋いけどいい映画だと思います。