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2008/07/19 02:20:45 現在
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月光の囁き ディレクターズカット版 お気に入りに追加
塩田明彦
喜国雅彦
スピッツ
出版社・発売元:

タキ・コーポレーション

媒体: DVD
ランキング: 18975
発売日: 2003-08-21
レビュー (Amazon.co.jp)
   好意を寄せ合う高校生・拓也と紗月だが、拓也が彼女にフェチ的な欲望を抱いたことが発覚し、その関係はSM的なニュアンスを漂わせていく。
   喜國雅彦の原作を映画化した塩田明彦の監督デビュー作。従来のバージョンでは、拓也の性的嗜好を嫌悪する紗月が、次第に「お前は私の犬」と言い放つほどの加虐性を身につけていくよう描かれていたが、ディレクターズカット版での紗月は、拓也との異常な関係に悩むが姉に「あなたが本当に好きなのは拓也くんだけ」と指摘されるシーンが追加されている。これによって紗月の気持ちが揺れ動きながらも、なお拓也に惹かれていることを自覚する過程が明確になった。『月光の囁き』は一見SM的な物語だが、感情と欲望のアンバランスに戸惑いながらも、なお相手を思ってやまない少年と少女を描いた、純粋恋愛映画なのである。(斉藤守彦)

カスタマーレビュー

確実に  (2008-05-25)
人を選ぶ作品ではある。
でも私にはドンピシャ。

思春期には誰もが考えているであろう。変態行為。 しだいにエスカレートしていくがそれを女王様のごとき態度で応えるつぐみさん。

これはまさしく恋愛映画だと思う。傑作。

微妙…  (2006-11-17)
最初に言っておくと、私は原作ファンです(が、特別、喜国ファンではないです)。
う〜ん。映画版は原作から離れた後半が面白かったです♪
特に林の中のシーンには心打たれますね。受験を考え直す電話の辺りから植松に感情が入ってしまったからね。
植松の怒り交じりの混乱が、原作とは違った形の表現になっていて、映画の設定に合ってたと思う。
原作の拓也には感情移入できるんですが…映画はちょっとなあ。付き合う前のフェチ部分の演出がもっと欲しかった。いや、もう一つだけでいいから、水道の元栓止めるエピソードが欲しかった。

「あの事件」も「脇構え」もないし、「北原父は道場やってないっぽい」し、「マルケンはただの端役になってる」し。「勃ったのか勃たなかったのかがウヤムヤになってる」し…。
どうせ設定を変えてしまったのなら、原作の台詞を中途半端に入れない方が良かったんじゃないのかなあ…。原作を知っていると、前半はダメダメです(台詞が同じでも、意味会いが変わってしまってるのがイタイ)。
てことで
前半=★
後半=★★★★
平均で★★強ってトコです。

高校生の夏  (2006-07-20)
スピッツ的に言うのなら、まさに
「誰もさわれない 二人だけの国」ですね。
スピッツといえばエロだし。

水橋さんと、つぐみさんの演技は素晴しかった。
見事なキャスティング。
映像も綺麗。

運命のヒト  (2005-11-25)
原作はあえて見ない。初めて見たときあまりに衝撃的で受け入れがたかった。美しいけどこわかった。でも時期もたって改めて見るとなんて素直な恋愛映画なんだろうと思った。主人公の拓也の願望は周りだけではなく自らも残酷に苦しめるゆがんだ感情。普通の恋愛への理想は誰もが抱く憧れ。好きなときに好きな相手の傍にいられる。それだけでいいと思っていた。かなえばそのゆがんだ願いも消えると・・・でもどうしても消せない、相手に虐められたい。偶然の出来事からそのゆがみを知ってしまった紗月はわたしは普通の恋愛がしたいだけ、異常!変態!と拓也を激しく罵り、自分が傷ついた分だけ拓也も傷つけようとするがそれは互いの想いをよけい募らせる。そのやりきれなさからエスカレートしていく紗月の加虐性。どんなにどんなに酷いことを命じても傍にいられるならとなんでも服従する拓也の自分への強い想いを痛感した紗月は全てを受け入れていく。こんな愛情がほんとの愛情なのだろう。運命というのだろう。この作品に出会えてよかったと思う。

儚いもの。美しいもの。悲しいもの。でも、きっと幸せになれる。  (2005-04-10)
文学的な美しさが溢れる傑作だと思う。
原作者・喜国氏は「マンガで谷崎潤一郎をやりたかった」と原作のあとがきに記しているらしい。映画を観た後だと、十分に納得。
原作は読んでいないので比較は出来ないけれど、
主演の水橋氏(拓也)とつぐみさん(紗月)の演技に震えた。
何せ後半のふたりは、完全に倒錯した感情を持っている。
下手したら厄介なストーカーと化しそうな拓也だが、紗月を見つめる目は一貫してとても優しい。どんなに虐げられても、とても純粋な思いだから。
一方の紗月は、展開によって少しずつ少しずつ、変容していく。
「恋する普通の女子高生」の顔だったのが、次第に倒錯してゆく自分に気付き、戸惑い、拓也を虐め抜くところではもう完全に「女王様」の顔。
しかしクライマックスではそんな自分の苦しみをぶちまけて、完全に「取り乱す女」。
だがラストシーンでは、「全てを受け入れた聖母のような微笑みの女性」。
・・・セリフの少ないシーンも多いのに、表情と身体の演技力でこの変容を確実に表現しきったつぐみさんは、凄すぎる。
むろん、それを引き出す脚本と演出があってこそなのも言うまでもないけれど。

皆さんあまり触れていませんが、剣道部の先輩・植松さんの存在はかなり大きかったと思う。彼の「一般的な恋愛感覚」と触れたことで、紗月は拓也への思いに気付いたはずだから。
そしてスピッツファンの自分としては、この主題歌『運命の人』はベストマッチだと思います。
爽やかなだけじゃなくて、エロティックで屈折していて 心が切り裂かれるほど切ない歌だから。

   
「愛する」ということと「受け入れる」ということ、そして「運命」というものは全てそれぞれ繋がっているんじゃないか?
・・・そんなことを思った作品。それが自分にとっての『月光の囁き』でした。

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