恐怖にかられたアメリカ人
(2007-08-31)
コロラド州コロンバイン高校における銃乱射事件。銃社会アメリカを根底から揺さぶる大事件を題材に、<進め電波中年>マイケル・ムーアがアメリカ銃社会の矛盾をするどくえぐっている。国民皆保険制度がコミュニズムの温床であると保守勢力が真顔で恐れる様が、最近公開された『SICKO』でこっけいに描かれていたが、まさにアメリカを銃社会に突き動かしている要因もまた、TVニュースが垂れ流す<恐怖>であることをムーアは指摘する。
考えてみれば、太めの女性がやせるためにビリーズブートキャンプで汗を流し、薄毛の男性がリーヴ21にこっそり通うのも、つきつめれば<恐怖>が行動原因となっているような気がする。偏見にみちた差別報道によって悪魔化された黒人から身を守るため、アメリカ人は銃をもたなければいけない気にさせられているというのだ。劇中登場する統計数値には信憑性を欠くものの、それを差し引いてもアメリカ人の銃依存度はかなりSICKO(病気)である。
『ダイハード4.0』に登場したハッカー小僧が、TVコマーシャルによって植え付けられる脅迫観念の話をしてブルース・ウィルスにあっさり流されていたが、為政者の都合のいいように人心操作するマスコミの悪だくみは、以前に比べてより狡猾により深く潜行して行われているような気がする。映画を撮る以上、そこには必ず監督の意図的な情報操作が存在するが、一見ドキュメンタリーのように思えるマイケル・ムーアの作品は、観客の情報操作に対するアレルギーを緩和するという意味では非常に効果的である。
『SICKO』の次回作では、是非マスコミの情報操作にメスを入れてほしい。たとえそれが自分の首を絞める結果になったとしても。
コロンバイン高校
(2007-06-04)
この事件の犯人は、攻めないでほしい。そりゃ、人を殺す事は、いけない。けど、主犯の子は、ひどいイジメにあっていて言い返せなくて悔しくて誰も助けてくれなくて精神不安定で抗うつ剤をもらって飲んだけどまったく効かず辛かったと思う。薬の副作用で精神がコントロールできなくて事件を起こしてしまった。きっと心のどこかで誰か助けてほしかったと思う。被害者の遺族が犯人のお墓から十字架を抜く行為は、けしてしては、いけなかったと思う。別のDVDでホームビデオを見たけどあんなに悪魔に取り付かれたかのような憎しみに溢れた彼の顔は、見ていて切なくなる。笑うとあんなに可愛いのに…もっとエリックを知りたい
ザ・ビッグ・ワン
(2005-11-18)
市場原理、悪の資本主義を照準にしている点で、日本未公開なのが不思議だ。「ボウリング・フォー・コロンバイン」のような〈銃社会〉という一種の特殊性ではなく、アメリカナイズの進む現代日本での公開は意義があるだろう。
マイケル・ムーアが、アメリカの〈市民〉にとってどのような存在であるのか、またいかに彼がジャーナリズムを通して活動を行っているかがわかる。BOXでのみ入手可能な、一見の価値のある作品だ。
アニメだけでも
(2005-09-30)
アメリカのコメディーはあまり好きではないですが、これは別物です。アメリカの歴史についてのアニメはかなり笑えるもので、これを見るためだけでも充分に買う価値があります。
ムーア的には、この抱き合わせ販売はOKなのか??
(2005-06-22)
でも消費者運動には余り興味なさそうだな、さて
ボーリング・フォー・コロンバイン ヒステリック。全米ライフル協会の会長が可哀想になってくる。そういう意味で失敗作。見所は、カナダ人が家に鍵掛けてないところ。後は、アメリカ史外伝アニメ。インディアン追っ払って偉大な国建設した、とか日本風に言うと、自虐史観が展開されております。アメリカにもこういう事言う人いたのねって感じだが、クドイ(長い)のでバランス感覚欠いたヤバイ人?とも思わせます。★3。ヒステリック・ブルー。春になったらマイケル・ムーア。
ザ・ビック・ワン タイトルはUSAに変わる新しい国名の提案。国歌の変更も提案してます。変更案は、クイーンのロック。そういう与太話をする中で、イギリスを小馬鹿にしています「なにがグレートブリテンだ、小さい島の癖して、こっちはでかいぞ、国名をビックワンにしよう、ワハハ」てな感じ。こんな調子に乗りつつ、全米の大企業本社に乗り込み、表彰状を配ります、勿論リストラ大賞とか、そんな賞状。アメリカって各州に本社が散らばってるのね…だから全国講演しながら、本社直撃も出来る。
最後は、ナイキだ。意外だったのはインドネシアの児童労働をムーアが気にかけていた事。内向きの人だと思ってからね。ナイキ会長の言い分は辛かったけどさ。外国にも少しは興味有るなら来日して欲しいね。愛知万博とか…面白そうじゃん…★7つ
平均して★5つだ。ザ・ビック・ワンだけ買えないのが痛い。