間違いなく名作
(2004-03-09)
ボンドのテーマやガン・ロゴが使われていないことなどからこの作品を酷評する人もいますが、作品自体はすばらしい。印象に残るシーンはたくさんあったものの全体的には長いだけの作品という印象を与える本家「サンダーボール作戦」よりもこのリメイク版の方が楽しめる。
また、コネリーには60年代のときと同様のタフさ、カッコよさに80年代のムーアやダルトン以降のボンドに見られる"渋さ"が加わっており、最高のボンド像を楽しめる。
ボンド映画最高のキャスト
(2004-02-12)
「サンダーボール作戦」のリメイクなのは言われ尽くされたことだが、いい加減だった原作者のI・フレミングがまだ小説にすらなっていない構想だけを本来のボンド映画制作会社のイオン・プロとは別のプロデューサーに売ってしまったのが発端。
「サンダーボール‾」はイオン・プロが共同制作というかたちで件のプロデューサーを抱き込んで制作されたが、本作がこうして制作され、また先年にはリーアム・ニーソン主演でまたもリメイクという計画もあった。
ようやくイオン・プロが全ボンド関係の権利を買い取ったので、もうこうしたイレギュラーなボンド映画が作られることはない。
やはりMGMと係争中だった「カジノロワイヤル」もイオン・プロの権利となり、昨年本家版が製作された(上出来です!)のも喜ばしい限り。
ただ本作は本家のイオン・プロ作品より数段キャストがいい。まだブレイクする前のキム・ベイシンガー、東欧出身のクラウス・マリア・ブランダウアー、そしてブロフェルドにはマックス・フォン・シドーと通好みの配役がいい。
Mも珍しくイヤミな上司的キャラで、エドワード・フォックスが演じている。また、チョイ役でローワン・アトキンソンも出ている。
演出もB級の大家・アーヴィン・カーシュナーで、手堅くまとめている。いずれにしても安心して楽しめる作品。