踏絵
(2008-12-28)
モチーフは不愉快極まりない。興味本位で観ても気分を害する人が多いだろう。異端に対してワイドショーレベルの正義観しか持てない人は観ないほうがいい。自分が社会の構成部品として安心している人も。極端な存在といわれる奥崎も愛されることを欲した。国のことよりも戦争のことよりも奥崎にとって大切だったのは唯一妻の存在である。一人の男が愛するものを喪失した。そして死ぬまで愛し続けた。ラスト数分まではつらいつらい前戯だ。
くだらないサブカルか、悪趣味なコメディーととらえるか、男と女の話なのか。
ピンクフラミンゴとは明らかに違う。
(2008-04-13)
なんていうかスタッフがセンスのない目立ちたがり屋の集団。
これをサブカルアートと喜ぶ人は、美大によくいる自分を
「僕って変わってるでしょ」とアピールする凡人だろう。
奥崎謙三に創り手がビビっており、観客の目ばかり気にしている。
文脈は相場の中で収まりっぱなし。
状況を把握してない人間に、センスがない人達がセンスがない
「奇抜」をやる。凡庸。
血栓療法だとかで奥崎謙三の前で腕をフリフリしていたスタッフの方は、
死ぬまで実践してほしい。
そういう真摯(アホ?)さこそが、サブカルさんの大好きな「非凡」の
本質であり、感動に繋がる。
撮影中に退出した女の子と、青木麗奈は真摯だった。
この2人の分で星2つ。
ゴミ映画
(2007-11-26)
「ゆきゆきて」に感動してこの映画も観ましたが最低のゴミ映画です。奥崎は長年の刑務所生活のせいか高齢のせいか、支離滅裂で会話もままならない病的な精神状態。そんな半病人の老人をからかい遊んでバカにするサブカル連中の人間のクズっぷりを鑑賞できるのがこの映画です。下品でつまらなてセンスのかけらもない勘違い製作者たち。はっきりいって奥崎氏よりおまえらのほうがよっぽど恥かしいしバカ。
もちろんサイテーなんですが…
(2006-11-24)
奥崎謙三が老いたからではなく
その信じる神が対立する敵を失ってしまったから
このフィルムは極めてみじめなものになった。
天皇、陸軍、上官、戦争…
そんな絶対的に強くて大きなものが敵だったから
彼の神はそれらを映し、それらと同じ大きさで輝けた。
上官の息子を撃ち、昭和天皇が亡くなる事で
輝ける「制裁」の時は終わった。
奥崎謙三の神は、奥崎謙三の中に
奥崎謙三の大きさに戻った。
奥崎謙三の「神」が何であったのか
その時代が何であったのか
それを知ることができるという意味で
…もう「映画」としてはとことんサイテーですが
価値がある。
おすすめの鑑賞方法
(2005-02-28)
まず、「ゆきゆきて、神軍」を見る。じっくり見る。そして「神様の愛い奴」……酒飲みながら見る。一夜置く。次の日、また「ゆきゆきて神軍」を見る。そして叫ぶ。何を?…「見るんじゃなかった!」と。ぜひ、「見るんじゃなかった!」と叫んでほしいくらいに見て欲しい作品。主演:奥崎謙三の凱旋作品、多人数で鑑賞すると、こんなにも小さなコミュニティでも、こんなにも人の根本的な考えがバラバラであることに気付く。