スー・チーとヴィッキー・チャオが素敵だ
(2008-06-20)
ユンケイ監督作。とても良く出来た作品だと思います。ユンケイの作品はどれもそれなりにしっかりしていますね。今はそんな事無いと思うが、昔のその場のノリで作る香港映画の伝統だとかジャッキーチェンだと、盛り上げる所に重きを置きすぎたり、やりたい事をやったら終わり方はどうでもいいやという様な雰囲気が感じられる作品も多いのだが、ユンケイは全体を構成するのが上手い人だと思います。キャラの個性を演出するのも上手い。仲の良い姉妹を表現するシーンも的確に置かれている。ストーリーが単純だとか、どこかで見たようなとかいうのは問題では無い。そういう物なのだ。体術か特撮かスタントかコメディかで感覚を刺激させる映画が旧来のアクション系香港映画であり、本作もアクション映画であり、体術も銃撃戦もある。監督もそういう畑の人だが、しかしカンフースターはいない(唯一、倉田がいるけど)。よって体術をワイヤーなどの特撮でカバーする。スタイリッシュで格好いい銃撃戦や華麗でトリッキーな動きで魅せる映画であり、演じる3人の女優は非常に魅力的であり全体的に見てスタントマンで固められたアクション映画に見劣りはしない。スーチーの表情の物憂げさ、悲しさ、はっとする様な美しさなど全てが素晴らしく完璧な格好いい女性を見事に演じていて言う事は無い。妹役のヴィッキーチャオは可愛らしくもあり、凛々しい表情が素晴らしい。目の大きさを効果的に映す様な少し斜めからアップを撮る撮影の上手さも感じる。彼女が泣くシーンには思わずジーンと来てしまった。ただのアイドル女優では無い物を持っているのは間違いない。本作の真の主役は彼女なのだ。他にもカレンモクや倉田も特筆すべき点がたくさんある。監督や脚本家の独りよがりなストーリー重視映画はそれはそれで良い物もあるが、それなら映画で無くても表現出来る。俳優達のそれぞれの個性の力が監督の予想をも超えて魅力を発散し素晴らしい物が出来上がるというのが本来の映画という媒体の持つ素晴らしさじゃないでしょうか。そんな俳優の素晴らしい演技力が際立った作品だと思います。
イケてます!
(2008-06-10)
香港映画ファンの私にとって大好きな映画の一つです。アクション、ロマンス、ハイテク、犯罪、陰謀、悲劇、香港社会のひずみ描写...と何でもアリ!確かにストーリー展開には?となるところもありますが、そこは香港娯楽映画として見れば「無問題」。3人のメインキャラはもちろん、助手役(シウマ?)もいい味出してます。そしてクライマックスの倉田保昭氏の殺陣はスゴイです。あれ?倉田さんってこの時すでに58歳くらい?うーん、引き締まった体に超高速アクション、まさに現役です。そしてヴィッキー、カレンもこのスピードにちゃんとついてきています。ワイヤーを使っているとはいえ、ちょっと感動ものです。このシーンは「倉田氏のナレーション付き」でも見れますので、撮影裏話なんかも楽しめます(かなり危険な撮影だったんですね)。星5にしようとも思いましたが、4つにした理由は非常に個人的なもので、香港カンフー映画のパイオニアー的存在であった「”倉田保昭氏”の広東語のセリフが本人ではない吹き替えで、声調が異様に高い」ことです。倉田さんの渋い低音の広東語聞きたかったですなー。最後に一言、「エンディングのヴィッキーとカレンのシーン」にはちょっとドキっとしますよ...
日本刀とカンフー?をミックスしたアクション
(2006-08-25)
日本映画では考えられないカンフー?と日本刀をミックスしたアクションは斬新で面白い!こう言っては失礼ですが、日本とは違い主役の女優陣がしっかりアクションの訓練した感じで、ラストはなかなかの出来だと思います。なんだか見終わってスッキリしました。
スー・チーの美
(2004-05-16)
スー・チーがこんなに美しいとは知りませんでした。ま~なんて大人な思慮深い表情、細長い手足。はかなげだけれど強くて、素敵です。
「少林サッカー」のヴィッキー・チャオも、これほど凛々しくかっこいいアクションが出来る女優とは知りませんでした。
そのヴィッキーとカレン・モクとの関係性は、このドラマに必要あったかどうか個人的には疑問ですが。。。何の演出?ファンサービス??
ワイヤーアクションだけでなく、ハイテクを駆使した犯罪の犯し方にさすが香港の創造力突出、という印象。ラストはせつないのがまた個人的に少し不満ですが(ハッピーエンドを望む程女優陣に見とれた)良い映画でした。
これは、「買い」ですよ
(2004-05-08)
最初、パッケージを見たときは、「香港版のチャーリズ・エンジェルか、キャッツアイ?」と、早合点して、全く注目していませんでしたが、友人が、「すごく、面白かった!」と言っていたので、観たら、これが、中々の出来。中盤で、少しダレるが、クライマックスの日本刀アクションは、「キル・ビル」を遥かに凌ぐ迫力。久しぶりに、「劇場で観ればよかった!」と思わせる痛快作です。