アメリカ民主・覇権主義の歩む道
(2004-09-18)
民主主義の大義名分を都合良くこじつけて、軍事力でもって支配し、政治的・経済的覇権を奪うアメリカ合衆国に対する痛烈な批判。この映画で描かれる実在したウィリアム・ウォーカー(エド・ハリスが熱演!)は中米ニカラグアに出征して全土を制圧後、デタラメな選挙で大統領となり、無茶苦茶にやりたいようにやった挙句、追放され処刑された人物である。そんな彼が生きた時代は19世紀半ばでありながら、現在のイラクなどにおけるアメリカの政治外交姿勢と比較しても、何ら変わっていないということで、いまこの映画を観ておいて、損はないだろう。制作当時は「強いアメリカ」を標榜したレーガン政権がニカラグアへ介入しており、その映像や19世紀にはあり得ないTIME誌やヘリコプターまで登場させるなど、昔も今も同じであることを皮肉っている。ニカラグアはサンディニスタ革命ということで、音楽はコックス監督なじみのジョー・ストラマー。マイケル・ムーア以前にアメリカへの反抗を堂々とやってのけたアレックス・コックスの傑作。
アレックス・コックスの真骨頂
(2003-06-26)
この映画は、ニカラグアの初代大統領になった人物を描いたものだ。
ウォーカー(というかアメリカ)は、自由と正義の名の元に混乱のニカラグアを鎮圧し、政権を勝ち取る。
しかし、ウォーカーのやりたいほうだいの独政に嫌気の刺した民衆が反乱を起こし、政権崩壊する
これは、歴史上の実話だ。アンチアメリカのアレックス・コックスが映画化したわけだ。
この映画のサウンドトラックは、ジョー・ストラマーが担当している。
一見の価値あり。