男の映画
(2008-03-21)
最近はあまりTVでもやってないですが、前はちょこちょこTVでもやってました。
僕もTVで初めて観ましたが、傑作だと思います。さすがにオリジナルの「用心棒」には及ばないかもしれませんが、アクション映画の出来としては素晴らしいです。
アクション俳優のブルース・ウィリスが主役なので、役柄はしっくりときます。カッコいいの一言。アクションの迫力も十分です。
個人的にクリストファー・ウォーケンの不気味さが気に入ってます。
繊細なストーリーと迫力の銃撃戦
(2007-07-13)
この作品は黒澤明監督の『用心棒』をリメイクしたもので、鬼才 黒澤監督の描き出した複雑で繊細なストーリーと、ウォルター・ヒルの美麗な映像、ライ・クーダーの秀逸な音楽回し、そしてなんといってもブルース・ウィリスのキレた演技が最高のウェスタン・アクション。原作である『用心棒』やイタリアのリメイク作品『荒野の用心棒』は見たことありませんが、銃を使う西部劇の中ではこれが一番気に入りました。ただ笑えたのが、拳銃の中でも非力なほうのコルトガバメントをいくら2丁拳銃でぶっ放したって、ああも吹っ飛ばんだろう。パイソンやデザートイーグル、44マグナムならまだ描写としてわかるけど、ガバメントじゃなぁ・・・。でもまぁ、娯楽映画的な感じでマイナスポイントにまではならない。ドイルの女を逃がそうとした際の銃撃戦。このシーンで、スミスに二丁の拳銃を渡すことはそんじょそこらのマシンガンを一挺渡すよりまずいことなんだなとわかった。まるで戦争で使う機銃を掃射するが如く、たった数秒で十数人の敵を撃ち殺すんだもんな。敵を殺し、必死でマシンガンを拾っていたウィリスは何処へ?今回の彼には拳銃で充分です。眉間に皺を寄せ、一丁は下げてもう一丁の拳銃を黙って敵に向けるスミスのショットは痺れんばかりにカッコいい! 代金引換組にとって今このDVDはかなり入手困難ですが、県内中を探し回ってでも見つける価値はあります。
お気に入りの映画・・とにかく監督も役者もアクションも全部いい!
(2007-05-03)
黒澤の「用心棒」がそんなに良いとは思えない。それなら「椿三十郎」がはるかにおもしろかった。
だから、ブルースのこの映画を「用心棒」と比較することはしたくない。
今は亡きペキンパーの直弟子で、実質的後継者であるヒル監督の、「ダブルボーダー」に次ぐ、快心のアクション映画でいいのである。
冒頭の独特の雰囲気、耳障りに響くクーダーの絶妙のギター音、ヒルの手慣れた演出とこだわりの映像美、相変わらずの表情のマンネリスター、ブルースが出てくるだけでもう、映画的興奮は高まるのである。
確かに、やくざの女のエピソードや、あっさり捕まって酷すぎる拷問には無理がある。しかし、それがなければ、あとの激しい銃撃の嵐となる復讐戦の動機が弱くなるだろう。
最初のシーンの決闘、2丁拳銃で一気に10人ぐらい殺戮する奇襲、ぼろぼろになりながら必死に敵を皆殺しにしていくラストに激しい興奮と恍惚があり、また、出撃前に、テーブル上の山のようなマガジンに黙々と玉込めするシーンに、特に銃器マニアなど陶然としてしまうのではなかろうか。そんなシーンに、やはりブルースはぴたりと収まり、いいムードを醸し出しているのだ。それこそ、スターならではの魅力であろう。
男ってのは、やっぱりこうありたい、と思わせるだけでも、この映画は成功なのである。あくまで個人的好みでよい映画なのである。
忠実って言えば、そこまでかな
(2007-02-18)
かねてより黒澤明監督、三船敏郎主演 による時代劇の名作『用心棒』を、禁酒法時代の西部の町に
舞台を置き換えてリメイクされた作品だとは聞いていましたが、あそこまでそっくりだとは
思いませんでした。
忠実に『用心棒』を追っているため、ストーリーや展開を先読みできるのに、
映像の作り方が良く、スゴくかっこいい出来になっていて、おすすめの一作です。
『ダイハード』シリーズが代表作として、何かと取り上げられがちなブルース・ウィリスですが、
それ以外でもいい演技を見せてくれるんですよ。
・・・『ジャッカル』は、てんでダメ映画でしたけどね。
『用心棒』の面影もかすかに感じます。でも、やっぱり、本家には及ばず…
(2005-08-26)
黒澤明監督の『用心棒』を禁酒法時代のアメリカを舞台にリメークした作品です。役柄は三船敏郎役をブルース・ウィリスが、仲代達也役をクリストファー・ウォーケンが演じています。
リメークと言うだけあってストーリーは『用心棒』とほぼ同じですが、映画全体の雰囲気はやはりかなり違った印象を持ちます。特にブルース・ウィリスが渋いのはいいんですけどちょっと暗すぎるかなぁという気がするんですよね。本家の三船敏郎は、渋さの中にもどこかコミカルな雰囲気も併せ持っていて人間的な親しみやすさのようなものを感じたのですが、この『ラストマンスタンディング』のブルース・ウィリスにはその親しみやすさがないですね。
それとは対照的に三船のライバルである仲代達也のポジションを演じたクリストファー・ウォーケンのほうは結構いい感じに仕上がっていると思います。本家の仲代がもっているどこかキレたような雰囲気を巧みに表現していると思います。
ただ、映画全体としては何となく物足りないですね。もちろん本家の黒澤と比べること自体間違っているのかもしれませんが、こちらの『ラストマンスタンディング』の方は本家が持っている娯楽作品としての性格がかなり薄れて、バイオレンスアクションの色が濃い仕上がりになっていますから、そこらへんのギャップにちょっと違和感がありました。