とてつもない傑作!
(2006-11-08)
黙示録的、または終末論的シリアスファンタジーの大大大傑作。
同ジャンル(終末論的という意味で)ではエヴァンゲリオン、ナウシカ(原作も)、AKIRA(原作も)など有名作、傑作があるが、それらに肩を並べ得る、アニメ史に残る金字塔のひとつではないか。
とにかくここまで自分の内にある、根源的で、極限的なものを揺さぶられてしまうとは。
とんでもないスケールのでかさと巨大な謎をはらんだテーマの神秘性、極限的なまでに、悲惨なまでに盛り上がる、登場人物たちの交錯するドラマ(オオカミたち、人間たち、貴族たち、そして花の娘、それぞれの思惑、それぞれのドラマが、終わりゆく世界で、複雑に絡み合う)。
まさかこんなところまで連れて行かれてしまうとは・・・見ている最中、そういう気持ちが何度もよぎった。
最後まで見終えたわたしは、ほんとうに、ほんとうに、ものすごいものを受け取った。
保証しよう、これはとてつもない傑作だ。あなたの心の奥底に眠るものを、すべて解き放ち浄化させてしまうほどに深く、激しいドラマだ。
教養と情熱ある大人に観てほしい。
まずはこの一巻、これはちょうどいい。まず最初の大きなクライマックスが第3話に訪れる。そこまで観てほしい。これはすごいぞ、というものすごい予感に心底震えることになるはずだ。そしてその先も一切その予感は裏切られることは無い。むしろ突如として更に大きなものとして盛り上がりをすらみせる。
そしてそのまま最終話まで一気に向かってしまえば、そのとき、あの予感が何倍にもなって実際に姿を現しているのを実感することだろう。
とにかく、至急、この一巻だけでも、まずは観てみることを薦める。
ひさしぶりに世界観がしっかりしているアニメ
(2003-06-22)
『メモリーズ』の岡村天斎監督に、『カウボーイビバップ』のスタッフに、『エスカフローネ』の菅野よう子の音楽とくれば、まぁ、見ても損は無いだろうと、思ったが、やっぱりさすがですね。まだ1話しか見ていませんが、昔に読んだ『バンパイアハンターD』の雰囲気と世界観にそっくりに感じた。狼男と吸血鬼と、19世紀欧州のゴシックホラー的想像力も同じだしね。美しい廃墟に、ドーム都市や遺伝子操作で階層が存在しそうな貴族階級とか、メカニックも細かくSFファンとしては、垂涎モノですね。
とはいえ、これだけ練られた世界観にクオリティ高い映像で、元は取れるのか?、アサツーディーケイ!?とか、思う。キャラグッズ展開とかしにくそうな作品だし。ましてや、これがTVの企画というのも、驚く。つまァ?は、それなりに金になるファン層が存在するということなんだろうなぁ。何が何でも観たいというスーパーオーラは感じないが、いぶし銀のような渋さとハイクオリティを持つ作品です。
狼たちの個性に注目!
(2003-06-19)
プロモ映像とEDタイトル「glavity」を聞いて即買いしたのですが、大当たりでした。「カウボーイビバップ」も大好きだったのであまり心配はしていませんでしたが(笑)
映像美、謎多きストーリーについては他の方々の適切なレビューにゆずるとして、私が一番惹かれたのは登場人物(?)の狼たち。
美しく、荒ぶる野生そのもののキバ、懐っこく見えて実はやんわり遠ざけてる?ヒゲ、幼すぎて己の牙の鋭さを知らないトオボエ、そして、ナイフの様に鋭い言葉で、傷つき傷つけながら寂しいと叫んでいるツメ。
実は一番好きなのがツメ。誰かにいて欲しいのに、誰も寄せ付けないその背中が哀しく、いとおしい。
しかしなぜかお子様に好かれるツメ。子供に偽りは通用しないのです(笑)
もちろん共演の人間!たちにも一切抜かりなし。人間サイドでは「ビバップ」ばりのほろ苦い大人のストーリーが展開。油断ならない作品です。
期待を裏切らないアニメ
(2003-06-03)
カウボーイビバップのスタッフが作っているということで、気になっていたんだけど、やはり期待は裏切られなかった。
映像も美しくて、狼の動きなど、スタッフのこだわりが窺える。
完成度が高く、安心して見ることが出来た。
淡々と静かに、でも激しい。
狼達だけでなく、それを取り巻く人々も魅力的に描かれている。
とにかくカッコイイ。
大人の為の物語
(2003-05-28)
けっして子供向けでない。時間帯からしてそうだ。
そしてオタク向けでもない。本当の大人の為のファンタジー。
だからこそ良い。味が良すぎるのだ。今まで無い
うまみと渋みを醸し出し、このような表現をアニメーション
で再現するとは。すばらしい。
菅野蓉子の音楽と重なりキバの放つ言葉の重厚さは心を揺さぶる。