平均点以上
(2003-12-21)
「トム・キャッツ」(爆走!! トムキャッツ)他のジェリー・オコンネル主演の恋愛コメディ。「トム・キャッツ」の方も恋愛コメディとしてそこそこ面白かった記憶があるので、この作品も無名ではあるが見てみることにした。
第一印象は「トム・キャッツ」同様に笑える作品である。ただし、下品さ加減がおさえられていて「トム・キャッツ」のお下劣さが好みに合わない人でも広く楽しめる作品になっていると思う。
また、コメディの系統としては「オースティン・パワーズ」のようなナンセス系ではなく個々のフリには明確な落ちが用意されているので、アメリカン・コメディはどうも、という人でも比較的楽しめると思う。わたしの場合はいくつかの場面で声を出して笑わされてしまった。
作品の設定としては、ジャンルも結末も異なるが「セレンディピティ」に近い。映画のノリとしてはキェメロン・ディアズの近作「クリスティーナの好きなこと」に近いが、超有名女優を配した「クリスティーナ~」に比べても、中堅俳優を集めたこの「アンラッキー・ハッピー」の方が断然笑いのセンスが良い。また、映画の出だしからして一瞬「恋する遺伝子」のパロディかと思ったが、パロディ的な要素はなく「運命の人」「ビビビ婚」などよく言われる直感方の恋愛について意外にもまじめに考察している。なによりも、一見統一性のないコント集と思われるストーリーに、一応のひねりとオチが用意されているのが楽しめる。
全般的に内容は深くはないが、見終わったあと良い印象の残る掘り出し物と思った(メジャーな作品でこの映画よりつまらないのは山のようにあるから)。