何がそうさせるのか・・・
(2006-11-20)
その時代で何が正義で常識なのか、人は苦しみ訴え、多くの死をもってやっと改善されてきているのではないでしょうか。
今の世界ではまだ、今の日本に住む私たちの常識を超えた正義があると思います。
いい服を着て、豪華な食事を前に、つばを飛ばしながらの謀議に何がこの人たちにとっての正義だったのか・・・頭の中がねじれそうです。
人の脳は思いもよらない暴走をするんだと思いました。
でも、これも今、現在の日本に住むからそう思えるのかな。
人間が歩んできた歴史をけっして忘れてはならないことを、痛感します。
どこまで本当か?
(2005-04-03)
どこまで信用できるのでしょうね?
事実と異なる部分があるように思えます。
ひとつの結論に至る過程としての”謀議”
(2005-02-06)
内容をかいつまむと、第3帝国がユダヤ人問題を移民や移住という方法
で解決するのではなく、”最終的解決”という名前の抹殺、その方法とし
てガス室を使用することを検討し、それで同意を得た会議の模様をテーマ
にした映画です。
この映画を評価すれば、そのテンポのよい展開、そして何より主役であ
るハイドリッヒ役を演じているケネス・ブラナーとほかの登場人物の演技
が光ります。そしてそれぞれの参加者が自らの組織を代表して意義を唱え
ながら、しぶしぶ同意したり、屈服したりしていく様が、シドニー・ルメッ
ト監督の名作”12人の怒れる男たち”を髣髴されます。
結局すべての者が、この抹殺の計画に同意してしまいます。が、民族
の抹殺という恐るべき政策の決定という一つの結末に至る過程は”12人
の怒れる男たち”とは逆に、希望ではなく、見るものを非常に不安にし
ていきます。
それでも、ニュルンベルグ法を作った法律家の法の尊厳と法による統
治へのこだわり、おそらく良心から全ての議事に意義を唱えてていく内
閣官房の官僚。戦争経済のため労働力を必要とする官僚。人種移民問題
を担当する官僚。これらの存在がこれらの脈打つその不安感に救いを与
えます。
彼らは確かに人道的な意味でこれらの抹殺に意義をはさんだわけでは
ないのにかかわらず、それでも尚、この登場人物の中では天使のような
存在でありつづけます。もっともかわいくない天使ですが・・・。
確かに、テーマからしてあまり一般的なものとはいいがたいですが、
非常によい映画でした。特に、映画の手法としてこういう手法もあるの
か、こういう脚本で取れるのかと改めて驚いた次第です。
最後に、ケネスはいい演技をします。登場人物の演技と共に脚本のすば
らしさも必見です。
謀議について
(2004-10-27)
親衛隊と政府、党の関係がとてもおもしろい。親衛隊の権力は興味があります。
謀議
(2004-07-15)
一般にはあまり知られていない部分まで深く切り込んだ秀作。ホロコーストに至るまでの経緯が全編からなる”謀議”により明らかになっていく。また、ラインハルトの熱弁は、さすが、言葉操りの奇術師と謳われるケネス。圧巻の演技力で観る者までも当事者のような錯覚をおぼえる白熱の討弁である。ラインハルトをもしのぐ美男ぶりも見ものである。