舞台の日本が『昔』なのが、なんか不思議な感じです。
(2004-03-05)
おそらく、外国映画として戦後初めて本格的に撮影ロケが日本で行われた作品ではないだろうか。当時の日本がガイジンの視点から描かれていて興味深いと同時に、ロケの舞台となった御当地の方は大変懐かしく観てしまうと思う。アクションとしては、やはりオートジャイロでの空中戦と丹波哲郎率いる忍者部隊(個人的に、このノリは好きです)が湧いて出て来るシーンが好きです。トドメはトヨタ2000GTがその雄姿を魅せつけるシーンでしょうか。いろいろ、変な処もありますが、なんと言っても、当時のエキゾチックな日本が舞台なのはチョピリいい気分。85点。
なお、原題の『YOU ONLY LIVE TWICE』は原作者のイアン・フレミングが芭蕉の俳句にならってつけたタイトルとして有名。
"You only live twice. 人生は二度しかない
Once when you're born, 生まれた時と
and once when you look 死に直面した時と
death in the face."
ムーア・ファンにもお薦め
(2003-04-19)
批評家や欧米のファンのあいだでの評価はいまひとつかもしれませんが、日本のファンにとっては、やっぱり特別な作品ですよね。「ロシアより愛をこめて」の息詰まるような緊迫感はありませんが、「私を愛したスパイ」や「ムーンレイカー」と同じルイス・ギルバート監督による作品なので、ロジャー・ムーア時代の007映画を愛する方には好まれるのではないでしょうか。ロアルド・ダールによる脚本も所々にユーモラスなやり取りをまじえています。セットも秀逸で、スペクターの秘密基地などほんものの軍事施設みたいです。かっこいい秘密兵器(ミサイル発射装置つきのジャイロ・コプターなど)も出てきますし、クライマックスの戦闘シーンも戦争映画みたいに大がかりで、日本の情報機関の忍者部隊も大活躍します。
キャストも素敵です。公安調査庁(?)のチーフを演じる丹波哲郎が堂々たる存在感で、主役のショーン・コネリーに一歩も引けを取りません。そのコネリーも、所々でひょうきんな表情なども見せていて、なかなか繊細なお芝居だと思います。女優陣も魅力的で、女スパイの若林映子は薄いブルーのドレスに身を包み、真っ白いトヨタ2000GTをぶっ飛ばします。一方、浜美枝は、人形のような花嫁姿で登場したと思ったら、次には白いビキニで飛んだりはねたり、スペクターとの戦闘にも参加します。敵側の美女カリン・ドールは赤い髪がたまらなくセクシー。それからロイス・マックスウェル(ミス・マネーペニー)の制服姿がちょっとだけ見られます。
オリエンタルな雰囲気を意識したジョン・バリーのサウンド・トラックも、なかなか聞かせますし、ナンシー・シナトラの歌うタイトル・ソングはシリーズ中もっとも美しいものの一つではないでしょうか。
日本に潜入し、第三次大戦勃発を食い止めろ!
(2003-01-05)
更なる巨費を投じて描かれるアクション・スペクタクル。破天荒な日本の描写、少々理屈の通らない展開と、完成度には難があるものの、見せ場の連続で根強いファンを多く持つ作品。中盤のリトルネリーとスペクター・ヘリの霧島上空の空中戦も良いが、クライマックスの大セットで繰り広げられる大乱戦も見もの。丹波哲郎率いる無数の忍者部隊が火口から降下してくるところはシリーズ屈指のスペクタクル・シーンだ。
唯一の日本での撮影作品。
(2003-01-03)
ボンド作品で唯一日本でのロケが行われた作品です。
ロシアやアメリカが打ち上げたロケットが消えてしまう・・・
ロケットを「捕獲」した機材が日本のどこかへ降り立ったという情報を得た英国諜報部。
極秘任務に当たるボンドが、
日本に潜入するために香港で一度殺され、
偽装の海軍葬を行った後に日本の漁民として潜入する。
日本でサポートをする秘密組織の長には丹波哲郎演じるタイガー。
また、ボンドガールも日本人(浜三枝、若林映子)が抜擢され、
車ファンに対しても幻の名車・トヨタ2000GTが登場するというなかなか満足の行く作品。