久しぶりに日本を感じる真面目すぎる映画.
(2005-03-17)
原作山本周五郎→脚本黒沢明→監督熊井啓ときけば絶対に観たくなる。黒沢明は自分で監督するつもりで脚本を書き、絵コンテも描き準備万端。作品をつくる前に亡くなった。さあ。この重たい脚本を映画にする。金は日活が出した。監督は熊井啓であった。役者は僕は全く初めてお目にかかる人たち。
気分いい作品にできあがっている。久しぶりに金をかけた時代劇。今頃の若い奴が時代劇を演じる力があるのかしらと心配していたが、結構やるじゃない。軽薄さはそのままに。ラストシーンの姉さんがすべてを決めるのだが、この女優は残るとおもった。
その女優は清水美砂 。
「雨あがる」につづく黒沢明脚本の映画化。老人監督が実現させている。これでいいのかと感謝とともに心配。
日本の美
(2004-11-18)
遊郭という部分に関して言えば、少しばかり焦点が定まっていない気もしましたが
日本特有の四季の移り変わりが綺麗に再現されていました。
遊郭の深い部分まで眺めたい方には向かないかもですけど、
遊女に興味を持ち始めたばかりの人にはお薦めです。
日本の美
(2004-11-18)
遊郭という部分に関して言えば、少しばかり焦点が定まっていない気もしましたが
日本特有の四季の移り変わりが綺麗に再現されていました。
遊郭の深い部分まで眺めたい方には向かないかもですけど、
遊女に興味を持ち始めたばかりの人にはお薦めです。
きれいな映画です。
(2004-10-01)
ストーリーは前半と後半でぷっつり別れちゃっている感じがするけれど、ところどころで流れる季節のうつりかわりの風景がとても美しい。遊女たちの暮らしや庶民の暮らしの場面も、なんだか今の日本にはない美しさがあると思いました。この監督のほかの作品も見てみたいです。
‘庶民仕える’姿勢・・
(2004-03-03)
武家とかがどうということではなくて、
一庶民がどんな悲しい思いをして、その思いの中からどうしたか。
そんな山本周五郎氏短編作品「なんの花か薫る」と「つゆのひぬま」を
黒澤明氏が脚本に起こした映画。
黒澤氏と山本氏とが関係した作品は、
「椿三十郎」「赤ひげ」「どですかでん」「どら平太」「雨あがる」、
そして「海は見ていた」の6作品。
それぞれに時代が見え隠れし、制作の力強ささえ感じます。
特に「どら平太」「雨あがる」や「海を見ていた」などは、
故人たちからのメッセージに聞こえるのは私だけでしょうか。
さて、「海を見ていた」ですが、
私としては、女郎屋のお新と若侍・房之助の話が好きです。
特に、若侍を慕うお新を目の前にして、
勘当を解かれウキウキと自分の婚礼話をする房之助に、
まるで自分のことのように怒り怒鳴るお吉の姿や、
そのあと、ヘラヘラ顔で当惑している房之助を
冷ややかに見ているお新の顔が気に入っています。
(BGMでトランペットが効果的に流れています)
劇中に感じたなんともいえない物悲しさは、見終わったあとに、
癒されたというよりも、
人間的な心を取り戻したようなそんな感じになりました。