An intriguing mess with Rudi and Nastassja in it
(2007-10-27)
ルドルフ・ヌレエフとナスターシャ・キンスキーが共演しているのだから、もういいじゃないですか、と言いたくなる作品。ストーリーは意味不明もいいところです。監督さんにどんなイメージがあったのか、興味深くさえあります。雰囲気はあります、雰囲気は。そしてなんとなく面白いモノはあります。しかしそれが何かは分かりませんし、監督の力量ではなく偶然の産物かもしれない。常に曇り空で路上は濡れているパリの街などいい感じです。
ナスターシャがウィスコンシン出身のアメリカ娘という設定ですが、無理過ぎ。アメリカの田舎町はもちろんニューヨークさえも、どうも彼女には合いません。パリに舞台を移した途端に雰囲気に無理な感じがなくなります。ナスターシャもヌレエフも無国籍の変わった顔立ちをしていて、映画の奇妙な雰囲気に貢献しています。棒読み演技のヌレエフについては、撮影期間は短いしちょっとお金を稼ぐつもりでの映画出演だったようですが、ナスターシャ・キンスキーの方は何を考えていたんでしょうね?この映画に熱心だったのは監督と彼女だけだったそうですが。
若いナスターシャは大変に美しいです。彼女はどうも自意識のあまりない美女のようです。「私って綺麗でしょう?」というエゴが感じられない女優さんですね。ナスターシャファンは必見ですが、ヌレエフファンもお手に取ってみて下さい。彼はバイオリニスト役ですが、指の動きが映らないロングショットでのバイオリン演奏の場面などは大変にキマっています。ここらへん、さすがバレエダンサー、と唸りました。
内容というよりも容姿がすべての映画
(2006-05-12)
ナスターシャキンスキという女優は特異なルックスをしていると思います。
その個性的な美しさは、人種の血の微妙な混ざり具合から生じるものでしょう。
そして、なんといっても、ルドルフヌレエフ、ナスターシャ目当ての方はあまりご存じないのかもしれませんが、この映画に限って言えば、踊るシーンがないだけに、彼が出てくるたびに、彼のフォンティーンとの仕事、パリオペラ座での仕事をどうしても浮かべてしまう。そういう意味でこの二人のツゥーショットはとてもとても貴重な気がするのです。
それゆえに内容いかんによらず、最高でしょう。二人が並ぶと、人間って多種多様で偉大だなあと思えるのです。
さらにナスターシャの自分の部屋での踊りも、ヌレエフのアドバイスがあるのかなと思ってしまう。
二人を見ているだけで終わってしまう映画ですが話はナチスに絡んだ復讐のサスペンスなんです。
ピエールクレモンティなど、顔が一癖ある人が多いという印象もあります。あと音楽はトリュフォー常連のドルリュー、途中のファッションショーのシーンは本当のモデルが出てきます。面白くなくても手放せない作品だと思います。というより画面がなまめかしい。
ちなみにヌレエフの映画では「バレンチノ」が良いです。
幻の作品
(2003-09-01)
絶世の美女N.キンスキーが『テス』でブレイクした後、
『ワン.フロム.ザ.ハート』『キャット.ピープル』とたて続けに
ハリウッド映画に主演し、最も美しさに油が乗っていた時期に撮影した
貴重な一本。人気絶頂だったにもかかわらず、映画そのものは日本未公開。
当時公開を待ち望んでヤキモキしたファンも多かったはず。
そんな幻の映画がこの度まさかのDVD化!!
ナスターシャ演じる人気モデルがテロリストのゴタゴタに巻き込まれる
ラブ.サスペンスなのですが、映画そのものは陳腐の一言。
しかし監督、出演者これだけのメンバー揃えてよくもこんな映画に
仕上げたもんだと逆に感心してしまう、ある意味珍品です。
まぁ、ファンならナスターシャの美しさに見とれるためだけに買っても
無駄にはならないはず。