人間の生と命
(2007-12-09)
永遠の命を持つ天使セスが地上で女医マギーに恋をした。
しかし天使でいる以上は肌で彼女を感じることができない。
天使は痛みを感じないし、血も流れていない。
天使が人間になる方法を、経験者から聞き、どうしてもマギーに直接会いたいとその方法を実施する。それは飛び降りるということ…。
セスはマギーと恋に落ち、その感情や感覚に幸福を感じる。人間になって良かった。
しかしその後、不幸が起こる。事故でマギーが死んでしまうのだ。
セスが人間になったのは、マギーに出会い、マギーを愛したいから。
でも、人間である以上、別れというものもある。
それらを全部ひっくるめて人生であり、命ある者の運命なのかもしれない。
ラストシーンで、海に入って泳ぐセス。
これはどんなメッセージを象徴しているのだろうか。
冒頭で、マギーが患者を手術で助けられなかったシーンがあったが、生きる者の悲しみ、つまり人間の感情、そして生命について触れているわけで、
ラストシーンを印象に残す伏線になっているようだ。
ラブロマンスではない作品
(2004-08-03)
メグライアンの定番はラブロマンスだけど、この作品はどうもそうではないようです。(勿論私見ですが)
ストーリー展開は天使が人間に恋をして、人間が天使と知らず恋をするというもの。
ニコラスケイジが天使というのはちょっと厳しいのですが、そのあたりはちょっと置いといて、今回の見所は映像の美しさ。
景色も美しいし、人間や天使の表現が非常に神秘的に作られています。
ラブロマンスを期待してみたのですが、終わってからの感想は美しい地上にに私たちは住んでいて、毎日気が付かないドラマがあるのかもしれない・・・という不思議な思いが残りました。
ほめているのか悔やんでいるのか・・・期待とは違いましたが良い作品であると思います。
う~ん・・・
(2002-11-18)
いい作品なんです。切ない恋を上手く描いた作品だと思います。
ニコラス・ケイジの演技も上手い。
メグ・ライアンの切ない表情も秀逸。
ただ・・・
セス(ニコラス・ケイジ)がどうしても気持ち悪く見えてしまう。
汚い中年のストーカーのように。
いつも半笑いだしはっきりしゃべらないし。
そんな彼をたった一目見ただけでマギー(メグ・ライアン)が好意を持ったというのは、
ちょっとばかり ゼウス・エキス・マキーナを感じました。
私のようなヒネた人間と違い、純粋にセスの心を感じ取れる優しい人にならば名作と薦めてもいいでしょうが(笑)
「美」を描くために作られた映画
(2002-10-18)
私の周りでは、この映画に対する評価はかなり辛いようです。確かにCageの天使はかなり無理があるか?という気がしますし、ラブストーリーとしてならもっと優れた映画はいっぱいあるでしょう。
ただ、私の見方としては、この映画はラブストーリーではないのです。この世に存在する「美」をひたむきに描いた作品だと考えています。人々の笑い声、朝日が立ち昇る海岸、木々の間からこぼれる太陽のきらめき、全身を包み込む波。そして人を愛するという事、体に感じる鋭い痛み、穏やかな湖畔で寄り添う二人を包む静けさ、そして人はいつかは死んでしまうという事・・・。ああ、自分はこんなにも美しい世界に生きているのだなあ、と自然に涙が溢れてくる映画です。
切ない恋も良いかも
(2002-09-29)
ニコラスケイジ扮する「天使」と、メグライアンの女医の恋の話。
設定自体は純粋な恋愛映画とは程遠いけど、見た後で純粋な恋って良いなあと思った。静かな中でも色々と表現しようとしている映画。これからの季節にはとても良いと思う。