アメリカを風刺
(2005-11-02)
この作品の一つ目のテーマは「暴力は暴力を生む」ということである。
世界の警察を名乗るアメリカが、劇中の保安官とかぶって風刺されている。
そして、二つ目のテーマが「ヒトを殺すこと、人の命とはなにか」であろう。マニーのセリフに「人殺しは、人間の過去も未来も、全てを奪うということ」というものがあり、このテーマをよく表している。
もう一つ大事なものが「ヒトは変わることができる」ということである。主人公のマニーの昔と今の対比で非常にわかりやすく表現されている。
クリントイーストウッドの格好良さと重たいテーマが見事にマッチして、見る人の心を揺さぶる最高の作品。
いろんなヒトに観てもらって、いろいろ感じてほしい作品である。
限りなくハードボイルドな西部劇
(2005-04-04)
この物語には、派手なシーンが少なく淡々と
ストーリー展開しているが、イースドウッド監督
のゆるぎない深さ、重厚さをかもし出している。
老いた主人公の演技はまさに、ハードボイルドだ。
彼の監督作品でもっとも好きな一作であるのは、
まちがいない。
伝説のガンマン復活
(2005-03-04)
とにかくストーリーがよく練られており、最初から最後まで見ていて飽きさせない。
ゆったりとした映像が続き、老いたガンマンの心の葛藤が随所に描写されています。
西部劇では、ある意味、最高傑作だと思います。
イーストウッドの全ての作品が、この一作に凝縮されています。
このDVDはスペシャルエディションなので完全保存版ですね。
後、シャロンストーン、レオナルドディカプリオの出演していたクイック&デッドは、この作品の姉妹品のように感じますね。
異色西部劇
(2004-12-06)
暴力を振るう・人を殺すといったことにきっちり重みを感じさせてくれる異色西部劇。
主人公ウィリアム・マニーは自分を正義だとは思っていない、むしろ冷酷非道なガンマンであった過去を恥じている。
それとは対照的にジーン・ハックマン演ずる保安官リトルビル・ダゲットは、結構まともなようで、どこか歪んでいる、自身に正義があることをまったく疑わないというなんとも複雑な悪役。
派手なガンアクションがあるわけでもないし、暗く重たい作品なのになぜか魅かれる。
旧盤より画質が向上しています
(2004-03-04)
画質についてのコメントです。最近は特典付きでリニューアル発売される商品が増えていますが、本編画質については旧盤のまま、というものもたまに見受けられがっかりすることがありますが、これに関してはその心配はありません。旧盤に比べて、格段に画質が向上しています。ハイビジョンかと見まがうほどの驚くべき精細な高画質で、大画面再生に耐えうるソフトです。こういう高画質ソフトは本当に所有する喜びが沸きます。