小気味良い展開
(2008-01-25)
面白かった!
第一容疑者の第三弾です。前回、転属を申し出たテニスン警部は風紀課に配属されます。地域の売春などを取り締まることになる。その矢先、17歳の少年の焼死体が発見された。捜査を続けていくが、捜査内容が漏れているような、あるいは、事実を隠蔽されているような気配が漂う。辿って行けば行くほど、警察高官の影が見え隠れし。。。
複雑に絡んだ背景が、徐々に解きほぐされるほど、その背景の醜悪さが浮かび上がっていく。その過程の展開が、本当に、上手い!今回の脚本は、原作者。彼女のストーリーは、面白いです。
とにかく、最後の幕切れが、ハリウッドには、ありえない、駆け引きがあって、このシリーズの主人公像が、小気味良い。今回も、裏切らない面白さでした。
テニスンが自らに下した涙の決断
(2007-02-09)
前回、殺人課から転属を申し出、風紀課主任警部となったテニスン。少年の焼死体が発見されたことに端を発し、子供の性的虐待、売春など、悲惨としか言いようのない状況に上級警察官の関与が浮上。テニスンは「昇級」を念頭に事件解決へ意地を見せる。転んでもただでは起きないテニスン。小気味よいラストに少し救われる。
事件の奥深さ、根の深さ、やりきれない結末など「事件」に関する見所もさることながら、今回は私生活上でテニスンが涙ながらに自らに下した決断が実に印象深い。ヘレンが背中で哀しみを語るこのシーン、ズシッと胸に応える。「私は打たれ強いから仕事が出来る」と言う彼女の自負の言葉と共に、何よりも最優先に「仕事」を選んだ複雑な女心がストレートに伝わってくる。このシリーズの中で語られる「テニスン物語」としては、実に大きな節目となっている。
制作に関わった全てのスタッフ・キャストに敬意を表します。
(2005-11-12)
イギリスグラナダTV制作の「第一容疑者」シリーズは全7作品とも大変質の高い良心的な作品です。警察ものは各国様々ありますが、本シリーズほどリアル且つ奥深く描かれた作品は未だに無いと思います。特に本作ではレントボーイ(少年の売春)殺人事件で少年らに関わる福祉関係者、警察上層部の不正を暴いていきます。警察スタッフもそれぞれ個性的で人間味を感じさせます。ぜひ全作品をご覧下さい。