この映画の見方
(2005-05-24)
時代考証・日本側の描写は、確かにまったくと言っていいほどいい加減なものになっています。しかし、せっかく出合ったこの映画。すこしでも楽しく見るためには、時代考証・日本側の描写を無視し、純粋に映像を楽しむ。これしかない!数々の戦闘シーン、ハンス・ジマーの音楽、俳優たちの演技。世間が言うほどそんなにヒドイものではありません。一つの作品を見て、何か一つでもいいと思えるところが例えワンシーンでもあれば、いいと思う。戦争映画ファンとしては、戦闘シーンは素晴らしかったと思う。
この映画で、間違った歴史を学ばないために、歴史の教科書を見返したとしたら、この映画は立派に役に立っている。歴史を振り返るためにもいい作品なのかもしれない。
真珠湾での戦闘シーンは最高のでき!
(2005-03-20)
真珠湾での旧日本海軍による奇襲攻撃・・・史実にもとづいて(すこしだけ史実とは内容が異なる)を見事なまでに再現しています。
自分は「トラ・トラ・トラ」をこれを見る前におすすめしますね、見比べてみるのもいいかもしれません。
このDVDの特に良いところは未公開映像などの特典があることですね。
メッセージ
(2004-01-12)
映画は、訴えるもの/楽しませるものがあって初めて作る意味があると思う。監督自身が言うように、歴史の意味については観るべき要素がまるでないし、ラブストーリーとしてもありがちな陳腐な話である。資金的に苦しい環境であり、配役に苦しんだとは聞いているが、何の為にこの舞台を選び、この映画を作ったのか正直分からない。残したのは、誤った歴史観だけである。そういう意味で、マイナス点をつけたいところだが、最低が星一つなので星一つをつけた。どういうメッセージを訴えるにしろ歴史を題材とするのは、それなりに責任の伴うことだと思う。その意識のない人に歴史を題材として映画を作る権利はない!痛烈にそう感じさせる映画だと思う。
話の種にはなる
(2003-10-30)
“トラトラトラ”を見て感動した世代には
ストーリーのいい加減さにあきれてしまう映画です。
アメリカ側のアメリカの都合のいいストーリーに
書き換えられていると言っても過言ではありません。
今の時代に日本をあのように描くという
無知なアメリカ人がまだ存在するとは知りませんでした。
露天の公園みたいな池でで軍事会議開くような馬鹿な軍人は
日本にはいませんでした。
評価するとすれば
過去の歴史として忘れ去られようとしている
真珠湾攻撃を
どのような形であれ再度考えさせてくれたということ。
後はCGとは思えないほどリアルな攻撃シーンです。
実際あれだけの数のゼロ戦を飛ばすのは無理ですから。
迫力あるバトルオブブリテンなど
戦闘シーンに関しては見ても面白いかと思います。
戦闘シーンで水に漂っている米海軍水兵や
病院施設を執拗に機銃掃射しているように描かれていますが
当時の日本軍の目標はあくまでも米戦艦と軍事施設であり
イラクやアフガンでの米軍より精密なピンポイント爆撃を
していたそうです。
鹿児島湾での血のにじむような攻撃訓練が
その証拠です。映画には関係ありませんが・・・。
ですのであそこまで非常なことはしなかったでしょう。
ラブストーリーについての意見もありますが
同じように歴史的事件にラブストーリーを加えた
タイタニックの方が
話のまとまりはあったと思います。
総評として
今のアメリカ人のものの見方がはっきり分かる映画ということです。
戦闘シーン、とくにパールハーバーに向かう
日本軍戦闘機の大部隊は見る価値あります。
ラブストーリーのために史実をねじ曲げる
(2003-10-16)
数年前、パールハーバーに関する映画の撮影が進行中という情報があり
その時にハワイの山の際を飛行する日本攻撃機の編隊の映画フィルムが
公開されていました。
「トラ・トラ・トラ」を何度も見た私にとって
それはとても心に残るシーンであり上映を楽しみにしていました。
「パールハーバー」「真珠湾」日米両国民にとって
大きな意味を持つこの軍港の名前がタイトル。
上映開始日には意気揚々と見に行きました。
しかし、映画館を出るときは失望と怒りで足取りが重かった事を
覚えています。
見る価値なしとは言いません。見てください。
アメリカの今の姿がこの映画の後ろには見えてきます。
何故アフガン攻撃がそしてイラク侵攻が
世界の反対にもかかわらず実行されたのか。
映画は1人の女性と二人の男性のラブストーリーが中心です。
史実はそっちのけです。
日本人役のマコ岩松。何も感じなかったのでしょうか。
あなたは「砲艦サンパブロ」など名作にたくさん出演した
日本人じゃないですか。(日系かな)
公園の噴水みたいなところで
おもちゃの船浮かべて何作戦建てているのさ。
もし映画の中の日本人が本当に実在したならば
真珠湾攻撃は行われていなかったでしょうね。
映画ですので多少のフィクションは仕方ないでしょう。
しかしここまでお金をかけて
監督自ら「歴史大作」とぶちまけているんですから
史実になるべく沿ってラブストーリーは付随にしてほしかった。
同じラブストーリーの歴史を掛け合わせた映画で
「タイタニック」と言うのがありましたが
あちらのほうがまだ歴史にのっとった作りをしていましたね。
何度も言いますが「見てください」。
そして考えてください。
一体この映画を作ったアメリカ人は何を考えているのか。
原爆を正当化する国民の心中を。