こんな男困るけど…
(2006-09-07)
サブタイトルで期待した人には残念な内容。映画好きには安っぽい撮影現場興味深い。ラブコメに近いか?ベットシーンは好き。リアルでちょっと笑える。女優がちとふけてるが好きなタイプ。
アルモドバル流プロポーズ
(2006-08-05)
アルモドバルの映画の人物達は、一風代わった人たちばかり。
犯罪者、性倒錯者、死体メーキャップアーティスト、娼婦・・。
しかし、アルモドバルは、どんな人物にも「愛」を堪能する権利があると主張します。
『アタメ』も、アルモドバル映画らしく、ストーリーは、かなりショッキング。
不法侵入者が美女を監禁して、もちろん縛って(atamer縛る:スペイン語)・・・。
しかし、二人はだんだんと愛を確認し始めて・・。
これは単なる「犯罪者に監禁されたから好きになってしまう」という病気の話ではなく・・。
やはりアルモドバル映画。
究極のラブストーリーなのです。
ラストは、なんとハッピーエンド。
そして「こんなプロポーズされたい!」と、思ってしまいます。
まさに、アルモドバル流プロポーズ映画。
誰も真似できません。
物語の進行に十分な時間がかけられていない点が敗因
(2003-05-05)
ベルリン映画祭の金熊賞候補作品。精神病棟から出たばかりの男に自宅監禁されてしまう元ポルノ女優の物語です。そして監禁されているうちに二人の間に愛情が芽生え…。
竹中直人と小島聖の「完全なる飼育」に大変よく似たストーリーです。もちろんアルモドーバル監督のこちらの作品のほうが数年早く製作されていますから、「完全なる飼育」のほうが似ているというのが正しい言い方でしょうが。
ただ、「完全なる飼育」が公開当時多くの観客の間で「そんなことあるわけないだろう」と拒否反応が強かったように、この「アタメ」も一筋縄ではいかないと思います。監禁する側とされる側の間に生まれる奇妙な連帯感が「ストックホルム症候群」と名づけられるようになってからかなりの時間が経ちましたから、一概に「そんなことあるわけないだろう」と一刀両断にはできませんが、例えば「狼たちの午後」や「ジョンQ」といった映画の中でこの「ストックホルム症候群」が説得力を持って観る者の前に立ち現れてくるのは、物語の進行に十分な時間をかけた脚本があるからです。「アタメ」は残念ながら短兵急のそしりを免れないのではないでしょうか。
なお、「私をしばって(スペイン語原題「アタメ」の直訳)」というタイトルは緊縛セックスを意味しているのではありません。監禁する上で私が逃げないように縛ってという意味です。Victoria Abrilのセリフとして映画の中に出てきます。
ただしアルモドーバル監督は観客が勘違いすることを期待してこのタイトルを選んだ可能性はありますが。