サチ子は害虫じゃない
(2008-12-06)
「サチ子=害虫」だと思っている人たちが多い。
映画を観終わった時にレビューを書くつもりはなかったけど、そういうレビューを観ていたら書かずにはいられなかった。
サチ子は壊れてもおかしくなってもいない。
純粋な心を持っている1人の女の子であることでは他の女の子と変わりはない。
ただ、彼女の周りには害虫のような大人たちがいて、彼女の心を食い荒らしてしまう。
彼女を支えているのは不良と浮浪者、生徒と恋愛関係になってしまった元教師。
彼らもまた彼女と同じように純粋な心を持って生きている。
サチ子に救いの手を差し伸べる彼らと、サチ子を差別化している大人たちと、どっちがサチ子にとっての害虫なんだろうか。
善と悪が紙一重ならば、サチ子を観て悪だと思っている「善良な鑑賞者」こそ悪で害虫だ。
13歳の不遇な女の子をどうして悪だと思えるんだろう。
彼女が見せた仲間への優しさは悪なんだろうか。
仲間と楽しんでいる時の彼女の表情に悪を見いだせるか。
1人の女の子の心に闇の痕跡を刻んだ害虫は悪だ。
その害虫は彼女とは反対の立場、彼女が拒絶した世界にいる。
そして僕らはその世界に生きている。
心を食い荒らされた彼女を助けることのできない「僕ら」が悪だ。
いろいろ考えさせられる作品‥。
(2007-04-08)
宮崎あおいが次々と起こる残酷な現実の中での、多感な女子中学生を演じている作品。‥まあ、よくもこれだけ不幸な事が続くものだ!‥せっかく、蒼井 優が演じるクラスメイトの「夏子」のおかげで学校に復帰出来たと思ったら、母親の彼氏に乱暴されそうになり、そこらへんから宮崎あおいが演じる「サチ子」の「壊れ方」がエスカレート‥! 学校のクラスメイトも彼女から遠ざかり、ついには犯罪にまで手を出してしまう。‥挙げ句の果てには、「夏子」の家を放火する始末‥! 宮崎あおいは「壊れ」ていく女子中学生「サチ子」を見事に演じて観せてくれる!‥特に「夏子」の家に放火し、燃える家を見つめながら徐々に「我」にかえり恐怖に怯える表情は全く素晴らしいの一言だ! 次々に不幸に襲われる「サチ子」だが、彼女自身は結構前向き‥。塞ぎ込まずに自ら行動を起こす彼女には、ほんの少しだが救われるような想いも‥。そしてあのラスト、緒方(田辺誠一)が何とか救ってくれるかと思えば…わっ、「サチ子」これからどうなっちゃうのって思ったら、突き離されて「ジ・エンド」!(悪い事しか思い浮かばない!)しかし、「サチ子」の最後の表情は「これから先、どうにでもなるよ‥」って言っている感じがして、なんだか複雑な気分でした。エンドクレジットの「サチ子」の鼻歌も印象的でした!‥この年頃の女の子の考えはよ〜ワカラン(笑)‥いろいろ考えさせられる作品でした。
親が娘に見せたい映画
(2006-06-25)
この映画は恐ろしいほど偏見に満ちている。
ホームレスやキ○ガイやリストカットやシングルマザーや不登校やヤンキーや売春やラブホテルや大人やトラック運転手や原子力発電所の所員に対して。
そう、この映画を見れば自分がどれだけ恵まれた環境にいるか分かるし、危険な状況に陥らないためにはどうすればいいのか分かるのである。
つまり、反面教師的な教育映画、それだけ。それ以上もそれ以下も意味はない。
少女は壊れていく
(2006-04-10)
簡単に話せば、一人の少女が壊れていく話。
最初の方はちょっと謎な女の子だなーっと思うぐらいだったが、
ホームレス(?)の人と家に火炎瓶投げつけるあたりとかはもぅ、
ヤバイですよこの子!って感じになっていた私。
でも、田辺誠一のお陰で救われるのかなーっと思ったのにあのラスト。
正直、私は後味悪かったですね。
あまり・・・
(2006-03-06)
ストーリーを把握しなければ、見てても意味が分からないと感じる部分がありました。宮崎あおいの放火シーン、自分の家を燃やしてるかと思ったし。そーゆー説明しすぎないところがサブカル好きの人に受けるのかもしれません
あと宮崎あおいと田辺誠一の思い出のレコード曲が亜麻色の髪の乙女に似ている。かなり