真実の一面…
(2004-03-10)
こういった作品にリアリティーを感じない人も多いことだろう。
しかし、やり直したい人間に対して現実は寛容さを持ち合わせてはいない、という点では非常にリアルである。
ドラッグや暴力にに蝕まれた現実にその出口たる未来はない。
それでも蝕まれた現実へと歩を進める者達がいるのは、堅気になりたくないからではない。
目の前の現実からの逃避というよりは、未来への不信からであり寄る辺のなさへの不安からである。
あがいてもあがいても抜け出せないジレンマ。
普通に生活をしている(と思っている)人々には実感されないかもしれないが、確かにその空気は街に蔓延している。
足を止めてジャンキーの孤独な背中を実際に眺めてみるといい。
この作品と同じ時代が、もう既にこの国にも来ている。
スリルある映画
(2004-02-20)
まともな道を選びたいがそうは簡単にはいかない。
助け合い、裏切り、殺し合い、騙し、信頼、夢。
人間関係が細かに描かれ痛々しくも最後までスリルある映画です。
最後の楽しそうに踊ってる姿がなんとも切なくかつ彼女の輝いた夢のある未来のようで歯がゆい思いになります。
ラストがどうあれ見ごたえたっぷりです。
男の映画
(2003-08-20)
男の映画なんて書くと語弊がありますが、男気な映画とでも言えばいいでしょうか。
髭をのばしたアルパチーノが風貌だけでなく、役柄も渋くなってます。
裏の世界から足を洗えない男の悲しい末路は見ていて胸が締め付けられる思いです。
相手役のペネロープアンミラーがまた妖艶な大人の女を好演していて、物語を一層切なくさせています。
デパルマらしい緊迫感のある映像も健在です。
やはりパチーノはギャング役が似合う
(2002-09-04)
デパルマとパチーノの最初のコンビ作「スカーフェイス」はとにかくバイオレンスの連続、パチーノのハイテンション演技で、圧倒されっぱなしだったが、前作が「静」なら今作は「静」の演技で攻めています。パチーノがギャング役をやるとなるとどうしても組織のボスのイメージがつきやすいですが(ゴッドファーザーしかり)、今作のように組織の末端を演じてもうまい。やはりそのあたりが名優たるゆえんなんでしょうね。それに負けず劣らず、ショーン・ペンがすごい風貌で好演しているので、そのあたりも見てほしい。
最高
(2002-08-13)
スカーフェイスでのデパルマ、パチーノが組み、また違ったマフィアの世界を描いている。セントオブウーマンでオスカーウィナーとなったパチーノの演技のすばらしさ、ストーリーどれをとっても一見の価値はある。ぜひともたくさんの方にごらんいただきたい。