第二部の伏線として見てチョーダイ
(2006-09-03)
一部もその伏線としては観ておくべきでしょうかね。水谷豊の跳ねっ還りの演技も見物です。当時の若者がどういう感じだったのかが良く分かる。それに対する鶴田浩二扮する吉岡司令補・・・いかに当時の若者たちが生きる上での軸が無かったのかが良く分かります。ただ楯突くだけで、確たる信念が無い。ただ命令されるというだけで楯突いてしまっていたようだ。それもこれも突き詰めれば「戦争に負けた事が全て」と言えるだろう。勝っていればこうはならなったのに・・・と深いところまで考えてしまいます。
本物ですね
(2005-04-19)
このドラマ 最初は単にガードマンの裏話でも描いているのかと思ったがこんなに奥深い作品だとは思わなかった
鶴田浩二の正に代表作とも言えるのではないでしょうか
脇を固める俳優陣も綺羅星のごとくで日本を代表する俳優ばかり出ていて当時のNHKの本気度が伺えます どの役もぴったりはまっていて芝居ということを忘れてしまうほどです 水谷豊も熱中時代での大ブレイク直前ということで何かリンクして見てしまいましたしこのドラマが後の演技の深みを与えたような気がします
いやぁ~良かった!
(2004-07-20)
このドラマを見たのが中学生・・・なんだか分からなかったが
面白く見入ったことだけ覚えている。
それから、10余年、NHKで再放送があり、やっぱ面白いやん!
とビデオに取るが数回取りそびれていた・・・残念無念で消化不良
そして今回ようやく手に入れる・・・
思春期、20代、不惑と時間を置いて見ていることになるが
なんらこの作品のエネルギーの衰えを感じない。
昔は水谷豊に共感をし、そうだそうだ!でも鶴田浩二の言うことも一理あるなどと思っていたが、
いまやそのオヤジの仲間入りをし、若い連中を疎ましく思う自分に重ね、
でも戦中を引きずるわけでもなく、そんな自分は何なのだろうなどと思いが湧いてきます。
ドラマの持つエナジーを知りたい人、本当の意味で時間を超えた普遍の作品を味わいたい人は、ぜひお求めを!
ドラマ界の至宝・山田太一の名作TVシリーズ
(2003-11-19)
私は脚本を書く者のはしくれですが、トレンディドラマ(古ぅ!)やあざとく白けるばかりのドラマ脚本が溢れる中、山田太一は名実共に日本脚本界の宝であります。本作TVシリーズはNHKで76年から放送されたシリーズものですが、毎週のいわゆる連ドラでは無く、それだけ脚本にも制作にも時間と労力と思い入れが掛けられていた名作であります。ドラマの柱ともなる特攻隊がえりの鶴田浩二と、いかにもC調(これまた古!)な水谷豊の若者の、世代ギャップがこのシリーズを貫く重要なティーフとなっております。その間にはさまる森田健作の役どころもハマり役ですね。裏話ですが、このシリーズの途中に降板してしまう水谷豊は、まさにハマり役だったのかと(^^;)。「傷だらけの天使」同様に跳ねっ返りの若造を好演しております。76年の時代背景ですが、風俗描写はともかく物語自体決して古さを感じさせないのは、やはり山田太一の筆力であり、その浮つきの無い台詞回しの力技でありまして、鶴田浩二が演じたガードマン吉岡の存在感は、故人となった今も我々の心やこのドラマの中で生き続けています。また警備会社社長役の池部良が、いかにも実在しそうなリアルな演技で渋い良い味を出しております。元ゴールデン・カップス/ゴダイゴのキーボーディスト、ミッキー吉野の音楽も秀逸であり、わたしはサントラ盤LP持っています。いつまでも語り継がれる資格のある、日本ドラマが生んだ名作がここに。