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仄暗い水の底から [DVD] お気に入りに追加
鈴木光司
出版社・発売元:

バップ

媒体: DVD
ランキング: 27585
発売日: 2002-07-01
レビュー (Amazon.co.jp)
 『リング』で日本中を世紀末ホラー・ブームへ巻き込ませた中田秀夫監督が、再び鈴木光司・原作に挑戦したホラー作品。夫と別居し幼い娘と一緒に古びたマンションに引っ越して来た淑美(黒木瞳)。しかし、まもなくして恐るべき怪奇現象の数々が、じわじわと母子に襲いかかっていく…。
   単に恐がらせるだけの作品ではなく、子を護ろうとする母親の心情に焦点を当てたエンタテインメントに仕上がっており、ドラマが進行するにつれて恐怖度が増していくのはもちろんだが、比例してヒロインのせつなさや哀しみも増幅していく。黒木のきゃしゃな体躯(たいく)が、さらにか細くもたくましい母の存在感を際立たせてくれている。全編、水を意識させた中田演出も『リング』より一段とゆとりを感じさせてくれる。(的田也寸志)

カスタマーレビュー

黒木さん好きになりました  (2008-12-12)
この映画のテーマは恐怖よりも母親と子供の愛情だと思いました。離婚調停のさなかに自分自身、母親の愛情薄く育ったことによる精神的な弱さと戦いながら、必死にわが娘を守って生きていこうとする母親の姿には感動を禁じえません。それを熱演した黒木瞳さんにとても好感を覚えました。

和製ホラーの最高傑作  (2007-09-09)
 原作の短編「完璧な水」(仄暗い水の底からに収録)を先に読んでいて、その怖さを思い出しつつ、映画も見てみました。ジャパンホラーがブームだと言われてますが、弟切草、呪怨、着信アリなど、ハズレばかり引いていたので、もしやコレも?と一抹の不安を感じながらも深夜&一人&部屋真っ暗状態で鑑賞してみました。
 結論から言うと、日本のホラー映画の中で、これが現時点で一位だとおもいます。もともと映像的な怖さをあまり支持しないので、「ホラーは映画より小説」を持論としていましたが、これだけは例外です。かねてから鈴木光司が提唱する「水に対する根源的な恐怖」とは少し違いますが、全編に流れる雨のジメジメした日常的なイメージをそのまま恐怖に変換する技術は素晴らしいと思います。欲を言えばラストにもう一つ怖さがほしかったですが、無理にそれを狙って弟切草みたいになってもダメですしねぇ・・。
 いろんなホラーを見てきましたが、やはりホラーは役者の演技力が作品の出来を左右することも多いと思います。最近はキャンギャル上がりとか、モデル出身の女優がたくさんいますが、主演の黒木瞳は格の違いを見せ付けてくれます。特に、「リング」の主演のななこさん(元キャンギャル)との差は歴然です。「リング」は、あの人を使うためだけに、原作の設定をツブしてしまいましたが、結果、大失敗でした。
 純粋な怖さを求める人は、ぜひ見てください。他の作品にはない、「お金を払って見る価値」がこの作品にはあります。深夜&一人&部屋真っ暗でぜひ。

個人的にはジャパニーズホラーの最高傑作  (2007-09-09)
なによりもまず、「水」にこだわった恐怖の演出が秀逸である。例えば、徐々に大きくなる天井の「しみ」。
 このような演出がストーリーの進行につれてじわじわと恐怖感を増大させていく。しかし特筆すべきは、増大するのは恐怖感だけではない、ということ。本作が傑作たる所以は、なにより親子の絆とその愛情を恐怖を通して描き出したという点にある。恐怖感とともに胸を締めつけられるような切なさも増大していくのである。

 ラストの解釈は様々だが、母親が見せるか細くもたくましい愛は、悲しく、切なく、それでいてあたたかい、深遠な感動を呼ぶ。

 観終わった後少しやさしい気持ちになれる、そんなホラー映画である。

テーマは母の愛?  (2006-08-20)
怖くはなかったが、映像が気になっていたので購入を考えた。しかし、レビューを読み、改めて テーマが母の愛なのだと思い知らされた。親も子供も居ない私にはつらいレビューだった。映画も、前もって『感動のママさん映画です!』ともっともっと宣伝すべきだったのだ。レビューを読み、母親になれない事実に差別感を感じ、つらくなった。中途半端な映画により、理不尽な暴力と差別を、私は間接的に受ける結果となった。

母親の大きな愛  (2005-11-26)
 一昨日にテレビの地上波で観て、DVDを買うことを決めました。
 これはジャンルとしてはホラーに分類されるのでしょうが、単に怖がらせるだけの作品ではなく、全体を通して哀しさ・やりきれなさが流れていて、視聴者は様々な感情をかきたてられます。子供が幼いなりに精一杯母を気遣う姿や、黒木瞳さん演じる母親が映画のラストでみせる大きな愛が感動をよびます(詳しいことはネタばれになるため書けませんが)。
 母親の愛はわが子だけに向けられる閉鎖的なものでなく、開かれた大きなものだと改めて思いました。私も生まれてからずっと、このような愛で守られていたのでしょうね。

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