俳優陣が素晴らしい!
(2008-09-05)
俳優陣は皆トップスターで、それぞれの俳優が一番カッコイイ時の作品でもあります。
ダブル健さんは言わずもがな、丹波哲郎も出番は少ないながらも、決めるべきシーンで確実に決めています(最後のセリフはホンットかっこいいです!)。新幹線の特撮は・・・まぁあの時代にしては頑張ったんではないでしょうか。意欲は伺えましたし。予算さえ確保できていれば、かなりの所までイケたのではないかと感じました。ただ一つ難を言えば、音楽でしょうか。特にラストのあのシーンにあの音楽は無いでしょうよ(ラストで最高の演技を見せた健さんが泣いてるぞっ)。全てにおいて大満足ながら、その点で☆一つマイナス。
元祖スピード
(2007-12-19)
もう激アツ!
今、こういう映画をやっちゃうと、逆に寒い結果になりそうな代物です。
そして、激アツですが、笑えます。
もちろん皆さん真剣ですが、時代のギャップが笑いを生んでいます。
真面目に作ってるんですけどねぇ。
ダイナマイトで自爆するなよぉ〜
喫茶店、タイミング良く火災になるなよぉ〜
熱い時代です。私が生まれた翌年、75年の作品。
この人達がこの作品の中で放つパワーは今の時代には感じられない。
何かにつけて、「なに熱くなってるんだよ!」
と突っ込まれそうな場面場面。
「あり得ない」と、自分の中で消しちゃう。
いまや、まさに否定的な時代だ。
「あり得る」んです。どんなことも。
こんな熱い時代もいいかなぁなんて思ったりも・・・
あっ、内容は、洋画のスピードと同じです。はい。
独特の空気感!つっこみも楽しい!
(2007-05-14)
レビューを見ているとこの映画の無理のある展開やらはともかく、考証的にあそこがかわっているとかありえないとかを否定材料と書いている人も多いですが、だから見ないと判断するには惜しい作品です。
この映画には独特の空気が流れています。
まず犯人側に流れているムードがアメリカンニューシネマのようなトーンでこういうのは日本映画に少ない。ラストの健さんはもろにそういうトーンで描かれます。今あの雰囲気を出せる作品も少ないでしょう。
犯人側の金の使い道もまた「ハーレーで世界を旅する」「革命が成功した国に行きたい」健さんにいたっては「ブラジルでも行きたいなぁ」と現実感の薄い希望なのがどこかなげやりで「犯行を成功させたら何かが変わるかも…」くらいな曖昧さがいい。
パニックものになると最近の日本映画も洋画も「犠牲を顧みない正義感」「極限の中の家族愛」とか安易に感動させるパーツを持ってくるけどこの映画はバッサリとそれを切り捨て、犯人の作戦と国鉄、警察側との攻防に終始している思い切りの良さを感じます。
その意味では警察のあり得ない間抜けぶりも突っ込みを楽しくできる人にとって楽しいものになっています。
オールスター俳優陣もそれぞれがオリジナルな演技をしながらちゃんと融合してひとつの雰囲気を作っているのがいいです。宇津井さん千葉さんの熱い演技と健さんのクールな感じが対照的なのも特徴的です。
いろんな映画がこの映画のアイデアやらシーンやらをパクっているのはアイデアが秀逸という事以外にこの映画がもっている空気感のファンが多いという事だと思います。
つっこむぞ
(2007-03-15)
懐かしい!うんと小さかった頃に映画館で観た一人です。
内容については既にたくさん説明があるので、ここでは今の目で見て個人的に
興味深い点を挙げておきます。
1)総合指令所のセットについて
ちゃちい!という声をよく耳にしますが、それは間違い。本物もああなんです。
唯一違うのは、表示パネルの東京→博多の向きは本物は右向きという点でしょうか。
2)この犯罪計画の成功可能性について
北海道の蒸気機関車に爆弾をしかける際に古賀が捨てた煙草の吸殻から指紋が採取されて面が割れてしまったり、
現金受け取り役のヒロが交通事故で死んで指紋から同じく面が割れて、完全犯罪計画は破綻します。
でも仮に二人がミスしなかったら成功したのでしょうか。
答えはいいえ。東京駅で109号の清掃をした人間たちが真っ先に容疑者として浮かび上がります。
仕掛けたのがヒロであると分かるのは時間の問題。
モンタージュ写真をTVで流せば、沖田製作所の元社員から「あいつだ!」と反応が必ずあります。
これで主犯・沖田まで捜査は一直線。
なに犯人側を刺激してはいけないので報道規制される?
ごもっとも。だけど、もし現金の受け渡しがすんなり終わっていれば、犯人は爆弾の止め方を電話で教示し、
109号は新大阪かどこかですんなり停車します。
その後なら堂々と公開捜査に踏み切って主犯まで突き止められたはずです。
結論:偶然でもなければ完全犯罪なぞ元々できっこなかった計画。それが『新幹線大爆破』!
オールスター競演!ストーリーに唖然!
(2006-08-31)
いわゆるスリリングものなのだが、キャストの充実度(運転手に千葉真一&小林稔侍!ありえない!!端役に渡辺文雄から丹波哲郎まで)に比べなんともお粗末なストーリーに泣けてくる。話を盛り上げたいのはわかるが、あまりに鈴木瑞穂率いる警察(しかも悪役オールスターキャスト)がボンクラ揃いで、犯人に余裕の隙を与えるしまるでわざわざ逃がしているみたい。これではまるで高倉健ワンマンショー。
「宇津井健のボヤキ」に妙に共感を覚える。
その割にはバイク男の勤務先の社長が一味のボスだったり、あまりにヒネリのないストーリー展開に唖然。幾度も犯人と接触しているのに気づかないくせに、偽造パスポート一冊を全ツアー会社から見つけるのはあっという間だったり、と展開があまりにご都合主義。これでは「シベ超」の悪口はいえない。
助産婦のメチャ可愛い藤田弓子はなんか胎児を殺した臭いし、とかいろいろ勘繰ってみた方が面白い。山本圭は「戦争と人間」と同じような役どころだがイマドキのアイドル顔はやはりカワイイ。