涙なくしては見られない。
(2007-12-28)
全集十五巻。ついに関羽が…。
篭城する関羽に対し、降伏を勧める使者として呉の諸葛瑾が派遣される。この画面、関羽を含めて4人いるんですけど、そのうち、諸葛瑾、馬良を入れた3人が関羽担当の石橋氏。どういう録音方法だったにせよ、関羽のクライマックス・エピソード中にこの演じ分け。氏の離れ業としか思えません。
関羽をかわきりに、これから1週(回)おきにメイン・キャラが3人亡くなります。第一回から登場しているキャラたちなので、本当に寂しい、たとえそれが曹操であっても。
呉の孫権の参謀のひとり、諸葛瑾。7歳年下の実弟が敵国の軍師でありながら、孫権に重用されていたこと自体、ひとかどの人物であると示しています。兵糧攻めの効果が出ない理由を諸葛瑾は知ってしまうのですが、関羽に孔明殿の兄上だからと、斬られずに無事に呉勢の陣へ返してもらうと、諸葛瑾は関羽に義理立てして、その秘密を守ってあげるんですよね〜、なんて良い人なんだ。関羽を殺した呂蒙は、その正反対のキャラと言えるでしょう。顔、声、行動といい、何せ卑怯三昧(笑)。そんな見事すぎる敵役には、すぐさま天罰が下りました。
小説とは少し違うけど・・・
(2003-07-06)
関羽、曹操と有名キャラクターが相次いで姿を消してしまうシリーズのため、見終わった後なんともいえない気持ちになります。「関羽の死」は小説とは少し違ってかなりアレンジされていますが、名将「関羽」がやむなく敵に投降を決意する場面は、関羽の心情の描写が非常に上手で、何度見ても涙を誘います。最初のシリーズを見なくても感動できると思いますが、できれば第1巻から順番に見た方が良いかと思います。この「人形劇三国志」は「ちょっとやりすぎじゃない?」と感じる部分もありますが、見るたびに新たな発見があったりしてとても楽しめる作品だと思います。下手な大河ドラマよりよっぽど面白いと思いますし、これをきっかけにして、中国の歴史や文学に親しんでいけるのではないかと思います。