全て揃っている
(2006-08-11)
この作品は、全体的に派手なアクションシーンが多いが、戦争の悲惨さや人間の欲望の深さ、戦場における人間の情、等々たくさんの見所が詰まっている。
特に感動したのは、小さな子供を米国に殺されたイラク兵に拷問された米国兵士が、仲間に助けられて拷問から解放された後にそのイラク兵を責めなかった(殺さなかった)シーンである。
全体的にテンポもよくお勧めの作品である。
いいねっ!!
(2005-04-01)
最初の方は、「コメディーかな?」って思った。でも、話が進んでいくうちに、すーっと吸い込まれていく。そして、最後には何か考えさせられてしまう、そんな作品。色んな要素が入りながらも、それぞれが前に出過ぎない、すごくバランスのいい作品だと思う。個人的には、BGMの選曲が素晴らしいと思った。みんなは「クソ映画」なんて言うけれど、こんな作品は今までないんじゃないかなぁ・・・。
大真面目な反戦(反米)映画
(2003-06-04)
イラクは未だに混乱した状態にあるので、この映画を素直に愉しむにはちょっと頭を切り替えないといけませんけど。 軍隊や、戦闘シーンがありますが、戦争映画じゃないです。 あからさまに反戦を訴えてもいない。とキャストは言ってますが・・・結果的に反戦映画になってますね。 戦争や軍、アメリカに疑問をいだきつつもせっかく見つけたお宝を捨てて、難民をたすけてしまうなんて人情に訴えていて、いかにもアメリカ映画らしい展開です。 身体使ってでもネタを取ろうとする女ジャーナリストや、マスコミを利用して世論を操作する軍、どこまでが真実かわからないけど、いちおう事実にそくして作られたそうで、興味を引かれるシナリオです。
ハリウッド製・反グローバリズム戦争映画
(2002-08-27)
湾岸戦争を振り返る上でも見ておいて損はない映画。画面のいたるところから滲み出てくるカオティックなエネルギーも魅力。
表向きはコメディらしく取り上げられていたが、実は相当きわどいテーマを扱っているように思える。「フセインはアメリカが育てた」ということをはっきりと言っているし。映画の核のひとつは、メディアを通じてしか情報を受け取っていない、米国的な価値観しか知らない兵士達が、金塊をきっかけにして第三世界の異文化の中に突然投げ込まれたときに体感するであろう混沌とした状況だと思う。金塊はともかくとしても、一見シュールで非現実的に見えるディテールは実際かなり現実に忠実なものらしい。
ハリウッドからも、このような米国びいきのない戦争映画が作られてくることにいささか驚く。アメリカ社会の奥の深さには感服せざるを得ない。(まあ今のブッシュ政権下でこの映画が作れるかどうかはわからないけど。(笑))米国の自己中心的な価値観への良質な批判にもなっているエンタテイメントだと思う。
意外な重い話。
(2002-06-02)
映画の予告では、湾岸戦争後に宝を探すバカな兵士3人組という
コメディ気味のものを想像させられたが、実はかなり重い話。
展開はコメディに近いけど、ひとつひとつの描写の中には
しっかりしたディテールがあって見終わった後はズッシリこさせられました。