これぞ恐怖映画の原点!
(2004-01-19)
当初は恐ろしい映画と絶賛されていた作品が、25周年記念版として甦った。全編を通して観ると恐ろしさのあまり目をつむってしまう者もいるかもしれないが、監督が言うようにこれは善が悪に打ち勝つ物語。ラストで少女から悪霊が取り払われた所では少なからず“希望”という言葉を感じたような気がする。通常、こういうホラーはただのホラーと思われがちだが、これは別である。この作品では正に現在の世界を描いており、それが見事に表現されている。神が存在するのなら何故この荒廃した世界を救おうとしないのかは誰もが一度は思った疑問。色々と考えさせられる作品だ。ディスクは両面サイズになっており、約91分の映像特典が収録されているのはファンは嬉しい限り。ホラーファンには是非オススメする作品である。ただ、日本語吹替版が収録されていなかったのには少々不満があったが、『ディレクターズカット版』では収録されているので良しとする。メイキングでは様々な裏話や制作秘話などがあるので、ファンは楽しめるのではないだろうか。
画質
(2003-03-23)
内容には文句のつけ用の無い傑作なのだが、暗いシーンが
多い映画なのに、暗部のブロックノイズが目立つのが気になる。
自分のプレイヤーがヘボイせいもあるかもしれないが、ちゃんと奇麗な
映画もあるので。
暗部から薄明かりへのグラデーションはMPEG2の苦手な部分だと思われるので
もうすこし調整をして欲しかったかな。
単なる「恐怖映画」を超えた作品
(2003-03-13)
良くも悪くもブチ切れ気味の名監督、ウィリアム・フリードキンの「マスター
ピース」と呼んでも差し支えない名作中の名作。単に怖い・ビビる映画なら他
にいくらでもあるのかもしれないが、この映画を真の名作に仕上げた要素は、
全体を通して抑え気味の、しかし目を見張る演出・ドキュメンタリータッチで
展開するストーリー・リアリティ・(作曲者にほぼ無断で使用した)名曲
チューブラーベルズのこれ以上ない効果的な使い方など、数え上げたらキリが
ない。どのように悪魔が憑りついていると判断されるに至っていくのか、どう
少女は変わっていくのか、それに対し現代の教会・神父は、母親はどう対処
していくのか、最後に残るテーマは何なのか・・・その完成度はホラー映画
というジャ!ンルを遥かに超えて、賞賛されるべき作品と言える。もう25年
以上前に作られた映画ではあるが、未だこれを超える「エクソシスト」映画は
皆無。まだ観ていない方、是非一度観て!
恐怖映画の最高峰にオマケ付とくれば・・・・!
(2002-12-15)
未公開映像15分を追加した「ディレクターズ・カット版」も発売されてはいますが、私的にはこっちの「特別版」方がお勧めです。
ディレクターズ・カット版はスパイダーウォークのシーンなど追加されていますが、あれらのシーンは、W・フリードキン自身が「使わない方が良い出来になると思った」から当時使わなかったので・・・。
W・フリードキンのこの作品に対する完璧主義は有名で、一見、どうでも良いようなシーンでも美的に優れていればきちんと編集段階で挿入していますし、逆に非常にお金と労力をかけたシーンでも、作品の構成上、気に入らなければはずしています。
(「ディレクターズ・カット版」のスパイダーウオークや、エンディングの余計な台詞なども、無論、追加されているとお得な気分になるかも知れませんが‥!W・フリードキンのこだわりの凄さは、公開当時、あちこちの主要劇場に出向いて、音響効果やスクリーンの明るさなどを自ら調整したという逸話があるほど(監督でここまでする奴は世界にもそうはいないでしょう!)。
さらに、この公開当時と同じ映画である「特別版」がお勧めな訳は、本編以外に約91分にも及ぶ当時のCM、メイキング、インタビューなど、マニア垂涎の「特別編」がおまけでついている点においてです。
これらは一昔前ならプレミア必至の映像ですが、それを惜しげもなくオマケとして付け、この値段を実現するというのは本当にエライ!
なお、この映画、ウィリアム・ピーター・ブラッディの傑作ホラー小説の映像化作ですが、ブラッディ本人が脚本などに参加しており、ストーリーも原作に忠実で、素晴らしいの一言です。
大抵のホラー映画は原作には到底及ばないものが多いのですが、「エクソシスト」に関しては別。
原作小説は登場人物の心理的葛藤を描いた名作ですが、映画もかなり原作に近いレベルまで心理を描いていますし、映画ならではの表現、ベッドが浮いたりすさまじい顔になったリーガンのシーン等全編これ見せ場です。
今、これだけの映画を撮れといっても、一体何人の監督や脚本家がこれほどの作品を撮る才能があるでしょうか・・・・・。
名前は聴いたことあるけど、まだ観たことが無い人は絶対の「買い」です。
カラス神父
(2002-12-08)
この話の最後の悪魔ばらい、このシーンがとてもドキドキしてしまう所で、カメラのアングルにも工夫があります。
カラス神父の演技が良くて、結構オススメ。
見てみたら、と思います。
そんなに怖くないですよ。